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細胞内で切断されたDNAを補修するための酵素。制限酵素などで切断したDNAを繋ぐ際に働く。*1
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生体内における酵素とは、化学変化において触媒の働きをするタンパク質を指す。生体触媒とも呼ばれる。触媒はそれ自身は変化せず、他の物質の化学反応を促進する。具体的には、化学反応に必要なエネルギー(活性化エネルギー)を下げて、反応の速さを数百万~数億倍にする。食品の発酵も酵素の働きによるものであり、酵母(ギリシャ語では zyme)の中(ギリシャ語では en)で発酵が起きることから酵素(enzyme)と名付けられた。酵素の中には、他の酵素と結合して複合体として働くものもある。例えばク…
核酸のひとつ。デオキシリボ核酸とも呼ばれる。デオキシリボースを含む、細胞核の中の酸性を示す物質であることから名付けられた。リン酸とデオキシリボース、核酸塩基の3つが結合してできたデオキシリボヌクレオチドが連なった重合体。全長2m、幅2nmとされる。DNAの一部(塩基配列)は遺伝情報を持つ遺伝子の本体である。遺伝子の部分はDNA全体の1.5%程度で、残りの部分は遺伝子ではない。真核細胞の核のDNAでは、1つのタンパク質をつくるDNA領域の中に、タンパク質をコードする部分(エキソ…
生物を構成する基本単位。全ての生物の体は細胞(の集合)で出来ている。人間の成人は約60兆個の細胞から成るとされる。細胞の大きさや形は生物の種類や存在する部位によって異なる。ヒトは約270種類の細胞から構成されると考えられている。細胞をセル(cell)と命名したのは、フックの法則を発見したロバート・フック(Robert Hooke)である。一つの細胞で体が構成されている生物を単細胞生物、複数の細胞で体が構成されている生物を多細胞生物と呼ぶ。細胞が一定のパターンで集まったものが組…
結合や合成の反応を触媒する酵素。EC第6群。リガーゼやシンターゼ(シンテターゼ)とも呼ばれる。-DNAリガーゼ-ユビキチンリガーゼ
細菌が外部から侵入してくるウイルスのDNAを分解するために発達させた酵素。細菌以外の生物には存在しない。DNAに含まれる4〜8個の特定の塩基配列を認識して切断する。エンドヌクレアーゼのうち、特定の塩基配列を切断するもの。自己のDNAは分解されないように化学修飾(メチル化)を行っている。DNAを切断する酵素(DNA分解酵素 : DNase)には、DNA鎖の途中を切断するエンドヌクレアーゼ(endonuclease)とDNA鎖の末端から切断するエキソヌクレアーゼ(exonucle…
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