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オートタキシンを参照。
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メラノーマの運動性を亢進させる分子として同定された分泌タンパク質。ENPPの一種でENPP2とも呼ばれる。血漿に存在し、リゾホスホリパーゼDと同一の分子であることが確認されている。血液中のリゾリン脂質(リゾホスファチジルコリン)を加水分解して細胞外のリゾホスファチジン酸の合成に関わる。オートタキシンによるリゾホスファチジン酸の産生は止血やリンパ球の遊走に関わり、脳や血管の発生などに必須であるが、その発現亢進は悪性腫瘍の形成、神経障害性疼痛、糖尿病などに関与することが知られてい…
高等真核生物の細胞外ホスホジエステラーゼのファミリー。-ENPP1-ENPP2-ENPP3-ENPP6
遺伝性の骨系統疾患のひとつ。全身の筋肉および筋肉周囲の腱や靱帯などの組織に異所性骨化が起き、徐々に硬くなって骨に変わる疾患。発症は200万人に1人程度とされる。優性遺伝子による遺伝病とされるが、実際に遺伝による発症した例は稀とされる。ACVR1の突然変異にアクチビンAの刺激が加わることで、BMPによる異常な骨形成シグナルが伝わり、通常は骨にならない組織の骨化が生じる。ENPP2とmTORがこの骨化に関わることが報告されている。この進行を阻害する薬剤はラパマイシン。
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