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約1030個のアミノ酸からなる非受容体型チロシンキナーゼ。インテグリンや成長因子シグナルから刺激を受けると397個目のチロシン残基の自己リン酸化が起こり、続いてその他のリン酸化部位がリン酸化を受け下流のAKTやMAPキナーゼへシグナルを伝達する。様々な種類のがん細胞で発現が亢進する。FAKを発現したメラノーマ細胞は、増殖能や転移能が増強することが報告されている。FAKが発現する細胞においてPLP2が高発現する。
他の細胞との接着が無く、足場を確保できない細胞が細胞死(アポトーシス)を起こす現象。アノイキスを起こさないがん細胞は転移しやすい。生体内でのアノイキスは小腸上皮細胞や血管内皮細胞、線維芽細胞で起こることが知られている。非アポトーシス性アノイキスが報告されており、これはFAKによって促進される。PPARγ阻害薬は培養がん細胞においてアノイキスを引き起こさせる。
FAKの下流における増殖、転移に重要なエフェクター分子であることが示唆されているタンパク質。
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