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Ⅰ型TGF-β受容体の細胞膜直下に存在するセリンやスレオニンに富むドメイン。*1
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TGF-β受容体のひとつ。Ⅱ型TGF-β受容体によってGSドメインがリン酸化されてることでセリン・スレオニンキナーゼとしての活性を持つ。活性化すると、R-SmadのC末端SXSのセリン残基をリン酸化する。
TGF-β受容体のひとつ。TGF-βと結合した後、Ⅰ型TGF-β受容体と複合体を形成し、細胞内領域に持つセリン・スレオニンキナーゼ活性によって結合したⅠ型TGF-β受容体の細胞内GSドメインをリン酸化してこれを活性化する。大腸がんにおいて変異が確認されている。
すべての生物の細胞を包む脂質が主成分の二重の膜(脂質二重膜)。生体膜のひとつ。形質膜や原形質膜とも呼ばれる。細胞膜の主な構成要素はリン脂質やステロールを始めとする脂質だが、生物の種類や細胞小器官によってその組成は異なる。最も多い成分はホスファチジルコリン(レシチン)。ホスファチジルコリンやスフィンゴミエリンは細胞膜の外側に多く、ホスファチジルエタノールアミンやホスファチジルセリン、ホスファチジルイノシトールなどは細胞質側に多い。細胞膜の厚さは、リン脂質が持つ脂肪酸の飽和度(二…
タンパク質のドメインとは、タンパク質の機能や構造によって分けられる単位のことである。完成したタンパク質構造中にはドメイン domain を認めることができる。タンパク質でいうドメインとは、他のタンパク質内にも共通して存在する普遍的な機能/構造の単位であり、タンパク質遺伝子を構成する進化してきた単位でもある。タンパク質以外については「領域」「部分」といった意味で使用される。
アミノ酸のひとつ。側鎖はヒドロキシメチル基(-CH2OH)。ホスホセリンから、ホスホセリン脱リン酸化酵素によって生成される。セリンとパルミトイルCoAはスフィンゴ脂質の原料となる。アミノ酸の中では最も多い、6種類のコドンを持つ。通常、タンパク質に含まれるのはL-セリンであるが、筋萎縮性側索硬化症(ALS)において、そのエナンチオマーであるD-セリンが、D-セリン分解酵素の活性低下によって脊髄へ蓄積することが確認されている。
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