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レトロウイルスの粒子形成に関わるタンパク質。
HIV-1の場合、GagはそのN末端のMAドメイン?を介して細胞膜に結合および局在し、そこでウイルス粒子を形成する。*1
関連する用語
核酸(DNAまたはRNA)をタンパク質の殻で囲んだ物体。ウィルスとも表記される。細胞を持たず、自らは代謝や繁殖も行わない。また無機化合物のように結晶を作るため、生物と無生物の間の存在と言われる。ゲノムとする核酸(コア)の種類によってDNAウイルスとRNAウイルスに大別される。ウイルスの大きさは、ほとんどのものが2030nmで、大きいものでも数百nmであり、細胞に比べてはるかに小さい。他の生物の細胞に自分の核酸を送り込んで増殖する。ウイルスの感染を受けた細胞は死滅するが、ウイル…
HIVの遺伝子学的分類のひとつ。日本を含めた世界で最も流行している型。HIV-1は複製の際に変異しやすい特性があり、それによる薬剤耐性化が問題となっている。ヒトのリジンtRNAにおける58塩基目と54塩基目のメチル化がHIV-1ゲノムの感染および複製に重要であることが確認されている。このtRNAの58塩基目をメチル化する酵素はヒト細胞でHIV-1タンパク質とウイルス粒子が作られる際にも重要。さらに以下のグループ、サブタイプに分類される。-グループM(Main)--A--B--…
ペプチド(タンパク質)が持つ2つの末端のうち、アミノ基(-NH2)が存在する側のこと。アミノ末端とも呼ばれる。反対側のカルボキシル基が存在する側はC末端(カルボキシル末端)と呼ばれる。タグ:
毛髪や筋肉、臓器など人体の各部を構成する必須の栄養素。三大栄養素のひとつ。漢字では蛋白質と表記する。蛋白はもともと卵白の意味。英語ではプロテインと呼ばれ、これはギリシャ語で「一番大切なもの」を意味するプロティオス(proteios) に由来する。体内に存在する酵素や受容体、免疫の抗体、血液中の血球などもタンパク質によって構成されている。人体全体の10〜15%程度を占める。化学的には、アミノ酸から成るペプチドが集まった一本のポリペプチドから作られる巨大な分子。タンパク質を構成す…
すべての生物の細胞を包む脂質が主成分の二重の膜(脂質二重膜)。生体膜のひとつ。形質膜や原形質膜とも呼ばれる。細胞膜の主な構成要素はリン脂質やステロールを始めとする脂質だが、生物の種類や細胞小器官によってその組成は異なる。最も多い成分はホスファチジルコリン(レシチン)。ホスファチジルコリンやスフィンゴミエリンは細胞膜の外側に多く、ホスファチジルエタノールアミンやホスファチジルセリン、ホスファチジルイノシトールなどは細胞質側に多い。細胞膜の厚さは、リン脂質が持つ脂肪酸の飽和度(二…
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