健康用語WEB事典

関連する用語

NF-κBの活性化機構のひとつ。CD40LやLT-βなどのリンパ節形成に関わる因子によって活性化される。IKKαを活性化することでリン酸化されたp100がβ-TrCPを介して限定分解を受け、最終的にRelBとp52から構成されるNF-κBが活性化される。非古典的経路の活性化にはNIKが必須であり、欠損によってIKKαが活性化しなくなる。

NF-κBを抑制するIκBのリン酸化によって分解し、NF-κBを活性化するキナーゼ。

NF-κBに会合してそれを阻害するタンパク質のひとつ。NF-κBの活性化の第二経路（非古典的経路）では、活性化されたIKKαによってリン酸化されたp100がβ-TrCPを介して限定分解を受ける。

NF-κBと会合し、その働きを阻害するタンパク質（IκB）。NF-κBの活性化の第一経路（古典的経路）では、活性化されたIKKβによってリン酸化され、β-TrCPによってユビキチン化を受けプロテアソームにより分解される。細胞を紫外線照射したときも分解され、NF-κBが活性化されることが知られている。

転写因子のひとつ。リウマチなどの自己免疫疾患やアレルギー、がんなどの疾患に関わるとされる。Toll様受容体やTNF受容体スーパーファミリーを介したシグナルによって活性化し、IL-1βやIL-18前駆体、NLRP3の発現量を高める。通常はIκBαやp100などのタンパク質と会合した不活性型で細胞質に存在しているが、Toll様受容体を介したリン酸化カスケードなどの活性化シグナルによってタンパク質が分解され、細胞核内に移行する。その後、特定の遺伝子に直接作用して転写を活性化するこ…

参考文献一覧

ご意見・ご要望をお聞かせください。