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病原体感染におけるサイトカインの産生において必須な役割を果たすキナーゼ(細胞内シグナル分子)。NAKやT2K、IKKiとも。B細胞の抗体応答の抗原特異性やB細胞免疫記憶の長期記憶を司る胚中心B細胞の形成においてTBK1が必須であることが確認されている。ホスファチジルイノシトール-5-リン酸を抗原と共に免疫すると、TBK1シグナルを直接活性化することでアジュバント効果を発揮し、抗原特異的抗体を誘導することが報告されている。DNA刺激に応じたⅠ型インターフェロンの産生にはTBK1…
ウイルス感染の認識に係わるTLRを介した細胞内シグナル伝達(MyD88非依存的経路)の活性化に必須のアダプター分子。TLR3やTLR4はTRIF依存的なシグナル伝達経路を有する。TRIFはTBK1とIKKiと会合する。TLR4のシグナル伝達経路において、TRAF6依存的および非依存的な経路でNF-κBを活性化することが示唆されている。
ウイルスによる細胞への刺激によってIFN-βプロモーターに結合する転写因子のひとつ。ウイルスの感染によってTBK1(IKKi)によってリン酸化を受け活性化される。リン酸化されたIRF3は二量体を形成し、細胞核へ移行する。ウイルス感染ではJNKやp38の活性化を誘導し、細胞核のATF2およびc-Junをリン酸化する。ATF-2/c-Jun、NF-κB、IRF-3は複合体を形成してIFN-βのプロモーターに結合し、転写を開始させる 。
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