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空腹期収縮に特徴的な消化管運動。約70〜80分の休止期を経て、約20分間持続するきわめて強い収縮力を持った収縮波群が胃、十二指腸から始まり小腸を肛門側へと伝播する。生理的には腸管内に溜まった食物や胃液、腸液を肛門側へと排出し、次の食事のための準備をする収縮と考えられている。IMMCとも。MMCはモチリンによって引き起こされる。15分以上続く強収縮の時期にモチリンの血中濃度は最高値を示す。
22のアミノ酸からなるポリペプチドのホルモン(ペプチドホルモン)。十二指腸から上部空腸に存在する。IMMCを引き起こす。腸管に存在するモチリン受容体に結合し、蠕動運動を活性化する働きがある。モチリンは消化管粘膜から分泌されるペプチドホルモンで消化・吸収の終了した空腹時に約100分間隔で血流中に放出され、先ず胃・上部十二指腸に一連の強収縮をひきおこし、これが順次下部消化管に伝播して、空腸・回腸に溜った胃液・腸液を大腸の方に押しやる働きをする。
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