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イノシトール三リン酸受容体を参照。
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イノシトール三リン酸の受容体。IP3受容体とも呼ばれる。小胞体からのカルシウム放出を制御し、細胞内カルシウム動態に多大な影響を及ぼす重要なイオンチャネル。細胞内のカルシウム貯蔵庫の1つである小胞体膜上に存在するCa2+放出チャネル。IP3と結合することでチャネルが開き、小胞体内のCa2+を細胞質に放出する。3つのサブタイプがあるが、神経細胞ではIP3受容体1型が役割を担う。3つのサブタイプ(IP3R1〜IP3R3)が存在する。IP3R1は特に脳神経系に強く発現していることが知…
カルシウムイオン濃度の変化が周期的に繰り返し引き起こされる現象。カルシウム振動とも。受精卵の活性化に関わり、精子由来のPLCζがその発生を誘導する。IP3受容体のサブタイプごとに異なるパターンのカルシウムオシレーションが起こることが確認されている。
σ受容体(シグマ受容体)のひとつ。リガンドとの結合によって、脳の特定領域のグルコース利用の調節や鎮咳作用、神経保護作用、抗精神病作用、抗認知症作用、コカインやメタンフェタミンの反復投与による感作に対する抑制作用、オピオイドによる鎮痛作用に対する拮抗作用などを示す。細胞の小胞体上に存在し、IP3受容体と直接連絡して細胞内のカルシウムイオンの動員に関わる。リガンドが結合すると、小胞体から細胞膜へと移動し、細胞内カルシウムの増加やNMDA受容体の活性化、神経興奮などを引き起こす。フ…
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