最近更新された用語
複数のIgAを結合させる糖タンパク質。*1
関連する用語
糖と結合したタンパク質。タンパク質に比較的短い糖鎖がついたもの。細胞の表面や細胞外に分泌されるタンパク質は、ほとんどがこの糖タンパク質の形をしています。例えば性ホルモンのひとつである黄体形成ホルモンや、ヒトの唾液や胃液、腸液などの粘液の成分であるムチンも、糖タンパク質のひとつです。体内でタンパク質に糖を結合させる翻訳後修飾である糖鎖修飾によってできる。タンパク質の約半数がこの翻訳後修飾を受けており、これによってタンパク質に結合する糖鎖はそのタンパク質の性質、細胞の増殖、分化、…
消化管をはじめとした粘膜面やその分泌液に含まれ、粘膜の防御に重要な免疫グロブリン。単量体、またはJ鎖に結合した二量体や三量体として存在する。血清中に含まれる免疫グロブリンの75~80%はIgGであるが、空腸液では85~90%、初乳では95%がIgAである。単量体はリンパ節や脾臓、骨髄で作られて血液中に分泌される。二量体は粘膜下のリンパ組織で作られて腸管内や乳、唾液、汗、涙などに含まれる。小腸のパイエル板などで産生され、腸管や鼻腔などの粘膜から体外に出て病原体に結合できるため、…
IgAの二量体。2つのIgAがJ鎖で結びついたもの。dIgAの受容体は分泌因子。
腸管の粘膜やその分泌液に多く含まれるIgA。血液中のIgAと異なり、J鎖によって2つのIgAが結合した二量体に、上皮細胞で産生された糖タンパク質(分泌因子)が結合したもの。IgA1とIgA2の2つのサブクラスがあり、さらにIgA2には2種類のアロタイプがある。IgA2にはIgA1が持つ13個のアミノ酸からなるペプチドが欠損しているという構造的な違いがある。
参考文献一覧
コメント・訂正・追記
ご意見・ご要望をお聞かせください。