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L-ドーパキノン(L-DOPA-quinone)

L-ドーパ誘導体チロシナーゼL-ドーパに作用することで生成される。*1

L-ドーパキノンの化学構造

反応性が高く、速やかに閉環してL-ドーパクロムとなる。嫌気的条件下で重合することで最終的にメラニンが生成される。*2*3

ビタミンCL-ドーパからL-ドーパキノンへの酸化を阻害し、メラニンの生成を抑制する。*4

*1慶應義塾大学 酵素反応の特質を知る 酵素チロシナーゼによるメラニンの形成: http://www.sci.keio.ac.jp/gp/FE14F344/441E5448/F63CE1F9.pdf
*2KAKEN — 研究課題をさがす | メラニン代謝中間産物であるドーパクロムの細胞毒性に注目した悪性黒色腫治療法の開発 (KAKENHI-PROJECT-12670804): https://kaken.nii.ac.jp/ja/grant/KAKENHI-PROJECT-12670804/
*3【研究成果】メラニン生成酵素チロシナーゼの詳細な反応機構を解明 | 広島大学: https://www.hiroshima-u.ac.jp/news/49186
*4ハイシー顆粒25%: https://www.info.pmda.go.jp/go/pack/3140002D1037_2_01/

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このページの最終更新日時: 2020-09-30 (水) 10:17:35