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ロイコトリエンB4を参照。
関連する用語
シクロオキシゲナーゼの阻害作用やプロスタグランジンの産生を抑える抗炎症作用を持つ有機化合物。潰瘍性大腸炎の治療薬。化学名は5-アミノサリチル酸。メサラジンとも。商品名はペンタサ。炎症性細胞から放出される活性酸素を消去し、炎症の進展と組織の障害を抑制すること、及びロイコトリエンB4(LTB4)の生合成を抑制し、炎症性細胞の組織への浸潤を抑制するとされる。各種 in vitro および in vivo 試験の結果、メサラジンは、活性酸素種産生の抑制、活性酸素種による組織/細胞傷害…
リポタンパク質のひとつ。高比重リポタンパク質やHDLコレステロール(HDL-CHO)とも。末梢組織で余剰となったコレステロールを肝臓へ運搬する役割を持つ。HDL機能が低下すると、動脈硬化疾患が起こりやすくなることが知られている。HDLはまず、肝臓からほとんど脂質を含まないApoA1(アポリポタンパク質A1)として分泌される(新生HDL)。その後、コレステロールを大量に含んだマクロファージからABCA1を介してコレステロールを受け取り原始HDLとなる。原始HDLはマクロファージ…
ロイコトリエンB4(LTB4)をリガンドとする受容体。-BLT1受容体-BLT2受容体
脂肪酸に起こる酸化。カルボキシル基と反対側の末端(ω位)がカルボン酸にまで酸化される。ロイコトリエンB4(LTB4)の不活性化経路のひとつであり、ω位(LTB4の場合は20位の炭素)に生じ、LTB4はより水溶性の高い20-ヒドロキシLTB4を経て20-カルボキシLTB4に変換される。脂肪酸がω酸化を受けることで生成したジカルボン酸は、その後ミトコンドリアやペルオキシソームでβ酸化を受けてアジピン酸やコハク酸などの短鎖のジカルボン酸に分解される。ω酸化は、シトクロムP450によ…
白血球の遊走を制御するロイコトリエン。アラキドン酸から5-リポキシゲナーゼ依存的な経路で産生される。白血球においてω酸化による分解経路を介して不活性化される。ロイコトリエンA4にロイコトリエンA4ヒドロラーゼが作用することで生成される。不活化の反応では、まずシトクロムP450(CYP4F2/CYP4F3)によってω位をヒドロキシ化されてω-ヒドロキシLTB4へと変換された後、ω位のヒドロキシ基がアルデヒドへと酸化され、次いでALDH3A2によりカルボン酸へと酸化されω-カルボ…
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