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体の表面を覆う皮膚や管腔臓器(口腔や腸管、気管、泌尿器、生殖器など)の粘膜を覆い、外界からの異物や病原体の侵入を防ぐ役割をもつ細胞。上皮というのは、皮膚や粘膜の表面はもちろんだが、肝臓や腎臓などの実質部分も上皮が折りたたまれてできており、これらの臓器の機能を担っている細胞は上皮細胞である。口腔の上皮細胞は高温に反応する。温度の感知はTRPV3、TRPV4が担っている。上皮細胞は常に生まれ変わり、古くなったものは、皮膚では垢、腸では便、気管では痰などとして排泄される。悪性腫瘍の…
マウスの骨髄に常駐しているマクロファージの細胞表面にある185kDaの分子として同定された1型膜タンパク質。リンパ節と脾臓に高発現する。シグレック1とも。17個の免疫グロブリン様ドメインを有する。また、シアル酸と結合するVセットドメインを持つ。シアロアドヘシンのファミリーとしてCD22やCD33、ミエリン関連糖タンパク質(MAG)が知られている。タグ:
体内の血液中や内臓などに蓄えられる脂肪。「中性」は、脂肪酸がグリセリンと結びついた結果、中性となることに由来する。化学的にはグリセリンが持つ1〜3つのヒドロキシ基に脂肪酸が結合したもの、すなわちアシルグリセロール(モノアシルグリセロール、ジアシルグリセロール、トリアシルグリセロール)のことを指すが、生体内の中性脂肪はほとんどがトリアシルグリセロールであるため、トリアシルグリセロールと同じ意味で使われることが多い。トリアシルグリセロール(TAG)は中性脂肪の主成分であり、その役…
プロテオリピドタンパク質1(PLP1)遺伝子の異常による中枢神経系の髄鞘形成不全が起こるX連鎖性劣性遺伝疾患。乳児期に起こる眼振や頭部振戦が特徴。痙攣や筋緊張の異常、痙性麻痺などの神経症状も現れる。ミエリン付随糖タンパク質(MAG)の変異がペリツェウス・メルツバッハー病類似疾患の原因であるという報告がある。
主に免疫系に発現する受容体型レクチンのファミリー。シアル酸を含む糖鎖(シアログリカン)を認識し、自己と非自己を区別して免疫細胞の活性化を抑制することにより、それによる自己免疫を防ぐ役割を持つとされる。多くはITIMを細胞内領域に持ち、抑制性シグナルを伝達する。-シグレック3(CD33)-シグレック5-シグレック6-シグレック9-シグレック10-シグレック14以下の4種類は哺乳動物では共通に保存されている。-シグレック1(シアロアドヘシン)-シグレック2(CD22)-シグレック…
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