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造血幹細胞から直接分化し、血小板のみを産生し続ける細胞。*1
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胎児の肝臓、生後は骨髄中に存在し、生体内の全ての血液細胞(主に赤血球、血小板、顆粒球、B細胞、T細胞)を生涯に渡って生産する組織幹細胞。造血幹細胞から1日に数千億個もの新しい血液細胞が生成される。体内では骨芽細胞と血管内皮細胞に接して存在する。造血幹細胞は、胎児期に大動脈周囲(AGM)で発生し、肝臓(胎児肝)で活発に増殖した後、CXCL12によって骨髄に移動、定着(ホーミング)し、細胞周期が遅い状態で維持され、すべての血球を産生し続けます。従来は、造血幹細胞がまず造血多能性前…
血球の一つ。線維芽細胞や血管内皮細胞を呼び寄せ、傷口を塞いで出血を止める働き(止血)をする。栓球とも呼ばれていた。大きさは3μm程度で血液1μLあたり15万〜40万個の血小板が含まれる。巨核球の細胞質が剥がれてできる。血液中での平均寿命は8〜10日。イモリの血小板は細胞核を持つが、ヒトの血小板は細胞核を持たない。α顆粒や濃染顆粒と呼ばれる顆粒を持ち、細胞表面には血小板膜糖タンパク質が存在する。出血の後、血液は凝固しますが、この凝固には血小板が関与していることはご存知でしょう。…
生物を構成する基本単位。全ての生物の体は細胞(の集合)で出来ている。人間の成人は約60兆個の細胞から成るとされる。細胞の大きさや形は生物の種類や存在する部位によって異なる。ヒトは約270種類の細胞から構成されると考えられている。細胞をセル(cell)と命名したのは、フックの法則を発見したロバート・フック(Robert Hooke)である。一つの細胞で体が構成されている生物を単細胞生物、複数の細胞で体が構成されている生物を多細胞生物と呼ぶ。細胞が一定のパターンで集まったものが組…
分裂・増殖する細胞がそれぞれの役割に応じて機能などを変化させる現象。基本的に、一度分化した細胞は元には戻らないが、iPS細胞は未分化な状態に初期化(リプログラミング)することができる。
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