N-アシルホスファチジルエタノールアミン(N-acylphosphatidylethanolamines) †
1965年に小麦粉から最初に単離されたN-アシル化グリセロリン脂質。N-アシルエタノールアミンリン脂質とも呼ばれる。
前駆体はホスファチジルエタノールアミンで、そのエタノールアミン部分のアミノ基に脂肪酸が結合すること(N-アシル化反応)によってできる。
種々の動物の組織で確認されているが、特にイヌの心筋梗塞部位で多く蓄積することがわかっている。主にN-アシルエタノールアミンに代謝される。*1
生体膜の安定化や食欲抑制、Rac1およびCdc42?の阻害によるマクロファージ貪食能低下などの作用が報告されている。
*1三本鎖のリン脂質 N-アシルホスファチジルエタノールアミン の動物組織における代謝 坪井一人 宇山徹 上田夏生: http://www.jbsoc.or.jp/seika/wp-content/uploads/2013/05/83-06-05.pdf
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このページの最終更新日時: 2018-03-18 (日) 13:44:50