健康用語WEB事典

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酵素が作用する物質のこと。また、受容体に結合する物質（リガンド）を指す場合もある。酵素は基質と認識した物質にしか作用しない（基質特異性）。例えば、消化酵素であるアミラーゼの基質はデンプンである。基質は酵素の表面にある特定の部位（活性中心や活性部位と呼ばれる）に結合し、酵素-基質複合体を作る。マトリックスを参照。

脂質修飾のひとつ。アシル化の一種。主にN末端のグリシン残基に起きるタンパク質合成（翻訳）と同時に起きるアミド結合を介した不可逆的な翻訳後修飾。タンパク質を細胞膜へ繋ぎ止める膜アンカーとして働き、主として細胞情報伝達に関わる。srcの発がん性にはN-ミリストイル化が必須であることが知られている。

主に遺伝子発現のことを指す。

鶏の肉腫から発見された、がんの原因となる遺伝子を持つウイルスを含んだ遺伝子。非受容体型チロシンキナーゼをコードする。元々は細胞増殖に関わる遺伝子であり、Gタンパク質共役型受容体（GPCR）に結合してシグナルを増幅する。ウワバインによって活性化される。元々の正常な状態のものをc-src、変異したものをv-srcとして区別する。srcの発見は、がんが遺伝子の病気であることを裏付けた。

腺を構成する細胞できるがん。肺腺がんや甲状腺がん、唾液腺がんなど。

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