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N6-メチルアデノシン(N6-methyladenosine : m6A)

化学修飾されたRNA代謝産物として生体に存在するヌクレオシド誘導体。強力な受容体シグナル応答を引き起こし、アレルギーなどの炎症を惹起することが報告されている。*1

N6-メチルアデノシンの化学修飾

スプライソソームmRNA前駆体相互作用において、U6 snRNAN6-メチルアデノシン修飾が特定の塩基配列を持つイントロンとの結合を安定化させスプライシングの効率を上げることが確認されている。*2

タグ: 化学修飾 代謝産物 RNA ヌクレオシド 誘導体 アレルギー 炎症

*1共同発表:シグナル情報伝達を担うRNA由来の液性因子を発見~炎症疾患の新たな核酸医薬開発に期待~: https://www.jst.go.jp/pr/announce/20210120/index.html
*2共同発表:RNAのたった1ヵ所のメチル化修飾がたんぱく質におけるアミノ酸配列の多様性を生み出す~RNAスプライシング機構におけるm6A修飾の役割を解明~: https://www.jst.go.jp/pr/announce/20210528-2/index.html

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このページの最終更新日時: 2021-06-02 (水) 06:34:11