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急性の胃炎。外因性および内因性の刺激によってびらんや潰瘍、出血などを伴い急激に発症する。発症原因が消失すると短期間で治癒する。胃前庭部と胃体部の粘膜の多形核細胞の炎症によって特徴付けられる。急性のびらんは損傷から早くて12時間後に起こる。症状は急激な上腹部痛、悪心で発症し、時に嘔吐や吐血を伴う。薬剤の副作用として起こる急性胃炎は、非ステロイド系抗炎症薬(NSAIDs)によるものが多い。タグ:
プリン体の代謝によってできる尿酸が関節内に過剰に蓄積される事で起こる激痛を伴う症状。かつては帝王病や贅沢病と呼ばれた。圧倒的に男性に多く起こる。発生部位は足の親指の付け根が最も多い。足首や膝にも生じる。尿酸は針のように尖った結晶をつくり、これが関節内にたまると処理をすべく白血球やマクロファージが集まって貪食し、炎症反応を起こす。尿酸塩結晶に反応したNALP3インフラマソームがIL-1βを産生し、滑膜のケモカイン産生を促進する。これによって好中球などが関節腔に集まり痛風が起こる…
発熱や関節炎(リウマチ)の治療に利用されていた有機化合物。サリチルアルコールの配糖体。ヤナギの樹皮からの抽出物であり、名前の由来はヤナギの属名である Salix である。サリチンとも呼ばれる。非ステロイド系抗炎症薬の起源。後にサリチンからサリチル酸が抽出された。1838 年,Piria はサリチンよりサリチル酸を抽出・同定し,さらに 1860 年には Kolbe によってサリチル酸が合成された。また,1876 年にイギリスの MacLagan は,サリチンが急性リウマチ(リウ…
シクロオキシゲナーゼ(COX)の阻害(プロスタグランジンE2の減少)が原因となる喘息。非ステロイド系抗炎症薬の服用などによって引き起こされるため、NSAIDs過敏喘息とも呼ばれる。症状は服用直後の喘息や鼻汁、鼻閉。鼻茸や副鼻腔炎を併発することが多い。アスピリン喘息はCOX-1阻害作用をもつNSAIDsを投与されることにより,喘息発作を主体とする激しい過敏反応が誘発されることを特徴とする気管支喘息の一タイプである.成人喘息の約 10% を占めるが,その半数は潜在しており,不幸に…
解熱および鎮痛の作用を持つ薬。-非ステロイド系抗炎症薬(NSAIDs)-ステロイド系抗炎症薬(SAIDs)-ピリン系
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