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タンパク質を構成するアミノ酸残基のセリンまたはトレオニンの側鎖を介して結合している糖鎖。*1
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グルコースなどの糖が枝分かれしながら鎖状に繋がった分子。多くはタンパク質や脂質などに結合した状態で存在する。糖鎖を持つタンパク質を糖タンパク質と呼ぶ。動物では体内の半数以上のタンパク質に糖鎖が結合している。同じタンパク質でも健康なときと病気のときとで糖鎖の形が変化することが知られている。小胞体膜に存在するドリコール脂質上に作られる。糖鎖の構築にはグルコースが必要であることが報告されている。糖鎖は、細胞小器官の1つである小胞体膜に存在するドリコール脂質上に構築され、複数の段階を…
血小板凝集因子および転移促進因子として同定された糖タンパク質。細胞膜表面に存在する。がん細胞の表面に高発現し、がんの転移を促進する。アグラスとも。中皮腫や脳腫瘍などで高発現し、その悪性度に関与する。抗ポドプラニン抗体NZ-16を、α線放出核種であるアクチニウム225CLEC-2はO-結合型糖鎖とその近傍のペプチド鎖を認識して結合する。タグ:
毛髪や筋肉、臓器など人体の各部を構成する必須の栄養素。三大栄養素のひとつ。漢字では蛋白質と表記する。蛋白はもともと卵白の意味。英語ではプロテインと呼ばれ、これはギリシャ語で「一番大切なもの」を意味するプロティオス(proteios) に由来する。体内に存在する酵素や受容体、免疫の抗体、血液中の血球などもタンパク質によって構成されている。人体全体の10〜15%程度を占める。化学的には、アミノ酸から成るペプチドが集まった一本のポリペプチドから作られる巨大な分子。タンパク質を構成す…
化学的にはアミノ基(‐NH2)とカルボキシル基(‐COOH)とをもつ有機化合物の総称。タンパク質(ペプチド)を構成する要素となる。基本となる化学構造は以下の通り。示性式は H2N-CHR-COOHRの部分は側鎖と呼ばれ、アミノ酸ごとに異なる。タンパク質を食べると体内でアミノ酸に分解される。人体の約20%がアミノ酸で構成されている。アミノ酸は500以上の種類があるが、人間が必要とするアミノ酸は20種類あり、そのうちの9種類は必須アミノ酸である。アミノ酸は十分なエネルギーの存在下…
細胞接着分子(セレクチン)のひとつ。リンパ球の細胞膜上に発現する。LECAM-1やCD62L、LAM-1とも。N末端側のレクチンドメインを介して糖鎖を認識する。コンドロイチン硫酸Bやコンドロイチン硫酸E、血管アドレシンに存在する糖鎖である硫酸化シアリルルイスX(6-スルホシアリルルイスX)を認識して結合する。ムチン型のO-結合型糖鎖を持つ糖タンパク質(GlyCAM-1、CD34、ポドカリキシン、エンドグリカン)がリガンドとなる。
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