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アンジオテンシンのひとつ。アンジオテンシン変換酵素によってアンジオテンシンⅠから生成される。血管収縮作用や血圧上昇作用を持つため、アンジオテンシンⅡ受容体拮抗薬(ARB)は降圧薬として使用される。時に心血管系組織障害をもたらす。また、副腎のアルドステロンの分泌を介して腎臓でのナトリウムの体内貯蔵を促す。アンジオテンシンⅡは、AT1受容体を介して細胞内カルシウムおよびジアシルグリセロールの上昇と、それに続くPKC-NADPHオキシダーゼ経路の活性化を惹起することが知られている。…
プロテインキナーゼ(セリン・スレオニンキナーゼ)のひとつ。高血糖によって活性化される(主にPKCβ)。グルコースによるプロテインキナーゼCの異常な活性亢進は様々な疾患の発症に関わるとされる。高血糖モデルのマウスにおいて、プロテインキナーゼCの活性化がカルモジュリン結合ドメインのスレオニン残基のリン酸化することで、eNOSの発現異常が起こることが報告されている。網膜、大動脈、心臓および腎糸球体などの組織・細胞において高グルコース下でPKC活性が上昇することが知られている。これら…
血液中のグルコース量が多くなり、血糖値が基準値よりも高くなった状態。糖尿病の疑いがある。空腹時の血糖値の基準値80110 mg/dl。血液中のグルコースが170 mg/dl を超えると腎臓が糖を再吸収し切れなくなり、血液中に増える。血糖の高い状態では,細胞内に流入するブドウ糖も増加し,その一部が通常のブドウ糖代謝経路だけでは処理できず,側副路にも流入する現象が起こる.この側副路には,ポリオール経路,ジアシルグリセロール(DAG)産生–プロテインキナーゼC(PKC)経路,ヘキソ…
タンパク質をリン酸化する酵素(キナーゼ)。タンパク質リン酸化酵素とも。-セリン・スレオニンキナーゼ--カゼインキナーゼ2(CK2)--プロテインキナーゼC(PKC)-CaMKⅡ-サイクリン依存性キナーゼ(CDK)
プロテインキナーゼCの一種。カルシウムイオンとジアシルグリセロールによって活性化される。血管内皮細胞のPKCβの発現が増加することによってPI3Kの活性低下及びNO合成酵素の発現低下が確認されている。内皮細胞をPKC活性化剤であるホルボールエステルにて刺激するとPI3K活性が抑制されることや,PKCβ遺伝子の強発現によってインスリン刺激のPI3K活性の減弱とNOS発現の低下が示されている.
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