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血液を遠心分離した後、その中の血小板が多く含まれる血漿部分のみを抽出したもの。成長因子が豊富に含まれるため、創傷治癒を促進する。変形性関節症やスポーツによる外傷などの治療に利用される。血小板が放出する成長因子が直接的に組織に作用し修復を促進するのみならず、組織修復に寄与するマクロファージを損傷部位へ動員させることで間接的に組織修復を促進することが確認されている。自身の血液から作られるため副作用が起こりにくい。凍結乾燥して長期間保存(8週間)保存可能であることが報告されている。…
ヘモフィルス・インフルエンザの型のひとつであり、この細菌による感染症の95%を占める。細菌性髄膜炎の原因細菌。感染症はほとんどが5歳未満に起こり、肺炎や敗血症、髄膜炎、化膿性の関節炎などの重篤な疾患の原因となる場合がある。莢膜多糖としてポリリボシルリビトールリン酸(PRP)を有する。ワクチンとしてヒブワクチンがある。Hibの94%がヘモシンを産生する。Hibの全てがIgA1プロテアーゼを産生する。
Hibの莢膜多糖。ヘモフィルス・インフルエンザの中でb型(Hib)のみが持つ。ヒブワクチンはポリリボシルリビトールリン酸に対する抗体を誘導し、これを菌体表層に結合させて補体系の活性化を起こし、菌体への膜侵襲複合体が形成されることでHibを殺菌するとされる。
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