最近更新された用語
関連する用語
膵臓のがん。早期発見が難しく、その上進行が速いため膵臓がんによる死亡率は98%と高い。60代に多く、性別ではやや男性に多い。近年増加傾向にある。膵がんとも呼ばれる。初期症状は漠然とした胃腸の不調、体重減少、黄疸など、他の病気でも起こり得る症状のため区別しにくい。膵臓の周辺には多くの神経があるため、がんが広がってこれらの神経が圧迫されると痛みが現れる。膵がんでは局所に限局する小さながん病巣であっても体重減少が起きるが、膵がん由来の細胞外小胞には脂肪細胞との接着に重要な接着因子が…
Gタンパク質をGDP型からGTP型へ変換して活性化する因子。グアニンヌクレオチド交換タンパク質とも。例えば、RASは細胞外から刺激(受容体型チロシンキナーゼ、三量体Gタンパク質、サイトカイン受容体、カルシウムチャネル)を受けてGDPへ結合した不活性の状態からGTPに結合した活性化の状態に移行する。このGDP/GTP交換反応を促進するのがGEFである。GDP結合型の不活性型ARF(ARF-GDP)をGTP結合型(ARF-GTP)の活性型ARFに変換するタンパク質。タグ:
体の表面を覆う皮膚や管腔臓器(口腔や腸管、気管、泌尿器、生殖器など)の粘膜を覆い、外界からの異物や病原体の侵入を防ぐ役割をもつ細胞。上皮というのは、皮膚や粘膜の表面はもちろんだが、肝臓や腎臓などの実質部分も上皮が折りたたまれてできており、これらの臓器の機能を担っている細胞は上皮細胞である。口腔の上皮細胞は高温に反応する。温度の感知はTRPV3、TRPV4が担っている。上皮細胞は常に生まれ変わり、古くなったものは、皮膚では垢、腸では便、気管では痰などとして排泄される。悪性腫瘍の…
RASのひとつ。がん遺伝子(オンコジーン)であり、変異によって大腸のポリープやがんの発生やコステロ症候群の発症に関わるとされる。正常なK-RASの本来の働きは、白血病細胞の細胞死を誘導する分化を促進することによるがんの抑制であるとされる。細胞の分化に関わるWnt/β-カテニンシグナル伝達経路を活性化して、好中球系細胞への分化に必要なタンパク質や受容体の発現を促すことが報告されている。
Ras/MAPKシグナル伝達経路の一部であるセリン・スレオニンキナーゼ。RASによって活性化されたRAFは下流のMEK1およびMEK2の2つのセリン残基をリン酸化する。-A-RAF-B-RAF-C-RAF(RAF-1)
コメント・訂正・追記
ご意見・ご要望をお聞かせください。