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C型肝炎の治療においてインターフェロン(IFNα-2b)と併用して用いられる抗ウイルス薬。商品名はレベトール。1972年にRobinsらによって報告された合成抗ウイルス剤で、広い抗ウイルススペクトルを有する。海外では単独でRSウイルス下気道感染症、インフルエンザ感染症、ラッサ熱、AIDS、麻疹などに使用される。ドセタキセルに耐性を持つがんに対して有効であることが報告されている。イノシン酸デヒドロゲナーゼの阻害によるグアニンヌクレオチドの細胞内プール枯渇に基づく間接的なウイルス…
2001年に発見されたパラミクソウイルス科のマイナス鎖RNAウイルス。150~600nmの多形性もしくは球形。エンベロープを持ち、13~17nmの突起構造を持つ。人に感染するものを特にヒトメタニューモウイルスと呼ぶ。上気道および下気道に感染して増殖する。ウイルスによる呼吸器感染症の一因となる。RSウイルスに似た遺伝子を持ち、臨床症状も類似する。ヒトでは,鼻腔,気管,細気管支の睫毛上皮細胞の糜爛,破壊,細胞構築の乱れ,細胞間の浮腫,気道の周辺に好中球の細胞浸潤,肺胞内への細胞浸…
小児に多い細気管支炎。その50%以上がRSVによる感染が原因とされる。重症化した場合、人工呼吸器などによる補助を行う。RSウイルスが蔓延する季節には,重症化した急性細気管支炎患者の急増によりPICUが満床となり,ベッドコントロールに難渋することもある。また,患者自身にとっても,気管挿管を伴う人工呼吸管理でPICU滞在期間が長くなった場合には,人工呼吸器関連肺炎の合併や長期臥床による筋力低下などのデメリットを生じる場合がある。
乳幼児に感染すると深刻な呼吸器疾患を引き起こす、一本鎖のRNAウイルス。RSウイルスとも。2歳までにほとんどの小児が感染するが、特に6ヶ月未満の乳児や心肺に疾患がある小児、早産児などに感染すると症状が重篤となる傾向がある。一度の感染では免疫が十分に獲得できず再感染することが知られており、これにはウイルスの抗原タンパク質(Fタンパク質とGタンパク質)の変異が関与していることが報告されている。国内では10月から翌年の3月頃までの期間に流行し、地域差はないとされる。 RSウイルス(…
一本鎖のRNA(マイナス鎖RNA)をゲノムとし、脂質二重膜のエンベロープで覆われたウイルスの科。-麻疹ウイルス-ムンプスウイルス-パラインフルエンザウイルス-RSウイルス-メタニューモウイルス
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