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スフィンゴシン-1-リン酸を参照。
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スフィンゴシン-1-リン酸(S1P)をリガンドとするGタンパク質共役型受容体。S1Pは受容体中で脂質鎖を直線状に伸ばすことで受容体を活性化し、その脂質鎖の長さによって細胞内に伝える情報が偏る機構を有する。以下の5種類のサブタイプが確認されている。-S1P1-S1P2-S1P3-S1P4-S1P5結合する三量体Gタンパク質の違いによってシグナル伝達経路も異なる。S1P1、S1P3は細胞運動を活性化し、逆にS1P2は抑制する。タグ:
脂質メディエーターとして働くリゾリン脂質。スフィンゴシンの1位がスフィンゴシンキナーゼによってリン酸化されてできる。赤血球が持つスフィンゴシンキナーゼによって生成され、血漿中に多く含まれる。S1P受容体を介して細胞の増殖や遊走、形態変化などの生理作用を示す。S1Pは細胞膜上に存在するS1P受容体のリガンドとして細胞運動制御,アクチン骨格形成,細胞増殖,接着結合形成など様々な細胞応答を引き起こす。5つのS1P受容体(S1P1〜S1P5)が存在し、血管内皮細胞ではS1P1とS1P…
パルミチン酸とコエンザイムA(CoA)が結合した有機化合物。セラミドの構成要素となる。スフィンゴシンの代謝産物。前駆体はトランス-2-ヘキサデセノイルCoA。スフィンゴシン-1-リン酸(S1P)がS1Pリアーゼによりヘキサデセナールへ分解された後、パルミトイルCoAとなり、その大部分がグリセロリン脂質へ代謝される。一部はβ酸化やスフィンゴ脂質にも利用される。タグ:
スフィンゴシン-1-リン酸(S1P)がS1Pリアーゼによって分解されて生じるアルデヒド。分子式は C30OALDH3A2によってヘキサデセン酸(トランス-2-ヘキサデセン酸)に変換される。
スフィンゴイド塩基のひとつ。スフィンゴ脂質の基本骨格である長鎖アミノアルコール。分子式は C2 セラミドがセラミダーゼによって分解されて生成する。スフィンゴシンキナーゼによってリン酸化されると、スフィンゴシン-1-リン酸となる。プロテインキナーゼCを強力に阻害する。S1Pはセラミドの代謝産物であるスフィンゴシンがスフィンゴシンキナーゼ(SphK)によってリン酸化されることで細胞内において産生され、細胞外へ放出された後、生理活性物質として細胞膜上に存在するGタンパク質共役型受容…
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