健康用語WEB事典

SIRPα(signal regulatory protein α)

マクロファージ細胞膜に存在する1回膜貫通型の受容体型のタンパク質。また、ヒト及びマウスの腎がん悪性黒色腫にも多く存在する。CD172aとも呼ばれる。

CD47と結合することで、マクロファージ貪食作用が抑制される。GM-CSFによってERKを介して発現が増加する。*1

CD47とSIRPαの結合を阻害する抗体リツキシマブの効果を増強することが報告されている。*2

*1熊本保健科学大学学術情報リポジトリ GM-CSF 刺激によるマクロファージにおける signal regulatory protein α の発現動態: https://khsu.repo.nii.ac.jp/?action=pages_view_main&active_action=repository_view_main_item_detail&item_id=154&item_no=1&page_id=13&block_id=48
*2貪食細胞を活性化する新たながん治療法を発見 | 国立大学法人 神戸大学 (Kobe University): http://www.kobe-u.ac.jp/NEWS/research/2017_01_13_02.html

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このページの最終更新日時: 2018-09-23 (日) 17:59:10