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メラノコルチン(メラノトロピン)の一つ。α-メラノサイト刺激ホルモンとも。プロオピオメラノコルチンが二種類のプロホルモン転換酵素(PC1とPC2)による切断を受けて生成される。強力な食欲抑制作用をもつ神経伝達物質。脳下垂体前葉に作用して、プロラクチンの分泌やプロラクチン産生細胞の分裂を促進する。メラニンの合成において、その種類(ユーメラニンまたはフェオメラニン)の決定に関わる。動物の種類に関わらず、以下の共通した構造を有する。アセチル基-Ser-Tyr-Ser-Met-Glu…
脳下垂体に存在するメラノトロピンのひとつ。動物によって構造が異なる。サルのβ-MSHのN末端にAla-Glu-Lys-Lysのついた ドコサペプチドとしての構造を有する。H-Ala-Glu-Lys-Lys-Asp-Glu-Gly-Pro-Tyr-Arg-Met-Glu-His-Phe-Arg-Trp-Gly-Ser-Pro-Pro-Lys-Asp-OHタグ:
化学的にはアミノ基(‐NH2)とカルボキシル基(‐COOH)とをもつ有機化合物の総称。タンパク質(ペプチド)を構成する要素となる。基本となる化学構造は以下の通り。示性式は H2N-CHR-COOHRの部分は側鎖と呼ばれ、アミノ酸ごとに異なる。タンパク質を食べると体内でアミノ酸に分解される。人体の約20%がアミノ酸で構成されている。アミノ酸は500以上の種類があるが、人間が必要とするアミノ酸は20種類あり、そのうちの9種類は必須アミノ酸である。アミノ酸は十分なエネルギーの存在下…
神経細胞の軸索内に存在する、分子量約5万の微小管結合タンパク質。微小管の重合を促進したり安定化したりする。ヒトのタウタンパク質の遺伝子は17番染色体長腕17q21に存在し16個のエクソンからなる。スプライシングによってアミノ酸が352〜441個からなる分子量の異なる6種類のアイソフォームを発現する。認知症患者の脳内からは凝集したタウタンパク質が確認される。タウタンパク質の蓄積による疾患はタウオパチーと呼ばれる。タウタンパク質は微小管と結合するタンパク質で、神経細胞では軸索に局…
アミノ酸のひとつ。側鎖はヒドロキシメチル基(-CH2OH)。ホスホセリンから、ホスホセリン脱リン酸化酵素によって生成される。セリンとパルミトイルCoAはスフィンゴ脂質の原料となる。アミノ酸の中では最も多い、6種類のコドンを持つ。通常、タンパク質に含まれるのはL-セリンであるが、筋萎縮性側索硬化症(ALS)において、そのエナンチオマーであるD-セリンが、D-セリン分解酵素の活性低下によって脊髄へ蓄積することが確認されている。
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