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T細胞にのみ分化できる前駆細胞。MT前駆細胞から作られる。*1
関連する用語
造血幹細胞の分化によって生じる細胞のひとつ。ミエロイド系への分化能を失うことでT前駆細胞となる。
胸腺に由来する免疫細胞。大きさは6〜15μm。寿命は4〜6ヶ月。胸腺(thymus)の頭文字からT細胞と名付けられた。Tリンパ球とも。胸腺から出たばかりのT細胞(ナイーブT細胞)は、リンパ節内でマクロファージや樹状細胞などの抗原提示細胞から受け取った抗原の情報を元に活性化T細胞に分化する。T細胞は抗原(病原体そのもの)を直接認識することができないため、抗原提示細胞からMHCを介して、T細胞の表面に存在するT細胞抗原受容体と言う膜タンパク質で抗原の情報(抗原の破片であるペプチド…
胸骨の裏に存在する、左右一対の両葉から構成される臓器。T細胞の前駆細胞から未成熟T細胞(DP胸腺細胞)を経てT細胞を作り出す。胸腺というのは、T細胞をつくり出すという仕事のためだけに準備されている臓器である。特定の細胞をつくり出すという仕事に特化した臓器というのは、胸腺以外にはない。... 骨髄中でMT前駆細胞からT前駆細胞になりかけた段階の前駆細胞が、血液に乗って胸腺に移動する。この前駆細胞は、胸腺皮質の上皮細胞からの作用を受けて、T細胞への分化を始める。... 前駆細胞が…
幹細胞から分化した、体細胞や生殖細胞になる途中の段階の細胞。
分裂・増殖する細胞がそれぞれの役割に応じて機能などを変化させる現象。基本的に、一度分化した細胞は元には戻らないが、iPS細胞は未分化な状態に初期化(リプログラミング)することができる。
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