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ウイルス感染の認識に係わるTLRを介した細胞内シグナル伝達(MyD88非依存的経路)の活性化に必須のアダプター分子。TLR3やTLR4はTRIF依存的なシグナル伝達経路を有する。TRIFはTBK1とIKKiと会合する。TLR4のシグナル伝達経路において、TRAF6依存的および非依存的な経路でNF-κBを活性化することが示唆されている。
Toll様受容体(TLR)が炎症性サイトカイン(TNF-α、IL-6、IL-12)の産生やB細胞の活性化を行う際のシグナル伝達経路。+TLRがリガンドを認識すると、MyD88がTIRドメインを介してTLRと結合する。+MyD88がデスドメインを介してIRAK1とIRAK4に結合し、これらを活性化させる。+上記の2つのIRAKはTRAF6と相互作用し、IKK複合体を活性化させる。+IKK複合体はIκBをリン酸化して分解し、NF-κBを細胞核に移行させる。TLR2とTLR4では、…
IRAKのひとつ。IRAK4を欠損させた樹状細胞では、TLR9へのリガンドの刺激による表面マーカーの発現は完全に抑制され、TLR4へのリガンドの刺激によるこれらの発現は有意に低下していた。また、IL-12は、どのTLRへのリガンドの刺激においてもほぼ完全に抑制されていた。この樹状細胞では、ナイーブT細胞のTh1細胞へ分化の程度の指標であるIFN-γ産生量およびCD69の発現量が野生型に比べ著しく低下していた。この結果から、IRAK4が樹状細胞の適切な成熟化やそれに引き続いて起…
Toll様受容体(TLR)のファミリーが細胞質内の領域に共通して持つドメイン。他のタンパク質の会合部位と考えられている。MyD88依存的経路に関わる。TIRドメインを持ったアダプター分子(MyD88、TIRAP、TRIF)は全てTLRを介したシグナル伝達で重要な役割を果たしている。
Toll様受容体(TLR)がインターロイキンによる情報伝達を行う際に必要なアダプター分子。TLR3以外の全てのTLRに共通。TLRがリガンドを認識するとTIRドメインを介してToll様受容体と結合し、MyD88依存的経路による炎症性サイトカイン産生やB細胞の活性化を行う。
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