健康用語WEB事典

TRPV2(transient receptor potential vanilloid 2)

細胞膜に存在するタンパク質。機械刺激や特定の脂質による刺激によって活性化し、細胞内へカルシウムを投下する。

褐色脂肪細胞に多く発現し、4℃程度の冷たい刺激によって増加する。褐色脂肪細胞以外には、神経免疫細胞に多く存在する。*1

胎児においては神経回路の形成や腸管蠕動を制御する作用を持つ。52℃の高温によって活性化する。*2

*1褐色脂肪細胞においてエネルギー消費を促す新たなメカニズムを発見 --からだの熱産生に褐色脂肪細胞のTRPV2チャネルが関与-- - 生理学研究所: http://www.nips.ac.jp/release/2016/02/_trpv2.html
*2TRPV2 (Transient Receptor Potential Vanilloid 2) 柴崎貢志(群馬大学大学院 医学系研究科): http://www.nips.ac.jp/thermalbio/handbook/1-3v2.pdf

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このページの最終更新日時: 2018-05-01 (火) 08:00:43