最近更新された用語
Th17細胞によって産生されるサイトカインの総称。IL-17など。*1
関連する用語
NK細胞が持つ受容体を持ちながら、T細胞のT細胞抗原受容体(TCR)を発現している免疫細胞。形態学的にはNK細胞に似た顆粒リンパ球。NK細胞同様、自己MHCクラスⅠ分子を失った細胞のみを攻撃する。ナチュラルキラーT細胞とも。NKT細胞は一種類のT細胞抗原受容体しか発現せず、認識できる抗原が少ない。樹状細胞が提示するスフィンゴ糖脂質を認識して活性化する。NKT細胞はCD1dに結合した糖脂質抗原を認識し活性化され、短時間に大量のTh1サイトカイン(IFN-γ、TNF-α)、Th2…
免疫細胞が分泌する、細胞の増殖や分化、活性化、抑制などを制御する、分子量が6,000~60,000(8,000〜30,000とも)のタンパク質または糖タンパク質の総称。ホルモンと作用は似ているが、ホルモンとは違って主に近くの細胞に作用する。病原体の侵入を受けた組織や貪食を行った白血球から分泌され、他のマクロファージなどが集まる目印となる。また、血管を広げて血流を促す。血管が広がることで血漿が血管内皮細胞の間から漏れ出すようになり、腫れが生じて神経が圧迫されるため痛みが現れる(…
ヘルパーT細胞の種類のひとつ。IL-17を産生する。分化や増殖にはIL-23が必要。好中球を遊走させるケモカイン、抗菌ペプチド、および他の炎症性サイトカインの発現を増強する。Th17細胞が欠損するとカンジダや黄色ブドウ球菌、溶連菌などに感染しやすくなる。乾癬などの自己免疫疾患では、逆に働きが過剰になっていることが知られている。上皮細胞や線維芽細胞に働きかけ、これらの機能によって好中球を活性化して細菌や真菌に対する免疫を行う。
インターロイキンのひとつ。以下の6つの遺伝子からなるファミリーを形成する。単にIL-17と言うとIL-17Aを指す場合がある。-IL-17A-IL-17B-IL-17C-IL-17D-IL-17E(IL-25)-IL-17FNKT細胞やTh17細胞によって産生されるTh17サイトカイン。1993年にマウスのT細胞ハイブリドーマからクローニングされ、当初はCTLA-8と名付けられた。NF-κBの活性化能やIL-6誘導能がある。
参考文献一覧
コメント・訂正・追記
ご意見・ご要望をお聞かせください。