健康用語WEB事典

関連する用語

がんに対する化学療法として使用される医薬品。がん細胞のDNA複製や細胞分裂を抑制する。基本的には、手術や放射線による治療が適用できないがんに対して使用される。白血病などの血液がんでは高い効果を発揮するが、使用量が増えると骨髄での造血機能も障害を受ける。現在は、がん細胞のみを攻撃する副作用が少ない分子標的薬などに移行している。抗がん剤抵抗性を有するがん幹細胞は再発を起こす場合がある。細胞増殖を停⽌して休眠状態となったがん細胞にはほとんど効果を発揮しないとされる。タグ:

白血病、悪性リンパ腫、小児腫瘍、褐色細胞腫などに対する抗がん剤。紡錘体を形成している微小管のチューブリンに結合することにより、細胞周期を停止させると考えられている。商品名はオンコビン。

小児の眼球内に生じる悪性腫瘍。他人から目が白く見えることより気付くことが多い。症状として斜視や視力低下、角膜の混濁などがある。初期にはVEC療法など化学療法が有効だが、進行している場合は眼球を摘出する手術を行う。

白金製剤である抗がん剤のひとつ。シスプラチンと同等の抗腫瘍活性を持ちながら、その悪心や嘔吐、腎障害が軽減された。一方、血小板減少の副作用が強くなっている。非小細胞肺がんに対してパクリタキセルと併用される。

抗がん剤のひとつ。商品名はタイヨーやサンド。DNA二本鎖切断が修復されるのを防ぐ。エトポシドによる阻害を1時間以上続けると、ほとんどのトポイソメラーゼⅡは自身が作ったDNA二本鎖切断（Top2cc）を修復できなくなる。

参考文献一覧

ご意見・ご要望をお聞かせください。