健康用語WEB事典

Wnt/β-カテニンシグナル伝達経路(Wnt/ β-catenin signaling pathway)

動物の発生や細胞分化に関わるシグナル伝達経路。この経路の代表的なキナーゼとしてGSK3βが知られている。

骨髄系細胞において、K-RASの刺激は細胞質GSK3βリン酸化を誘導し、このリン酸化によってGSK3βの活性が抑制され、非リン酸化型のβ-カテニン細胞質で増加・蓄積する。正常なK-RASはこの経路を経て好中球細胞への分化に必要なタンパク質発現を増強する。*1

*1白血病細胞においてKrasが、がん抑制因子として働くことを発見|順天堂: https://www.juntendo.ac.jp/news/20190705-01.html

ご意見・ご要望をお聞かせください。


Wnt/β-カテニンシグナル伝達経路に関する情報を検索
[学術機関を検索] [政府機関を検索]



この用語を編集/画像添付
このページの最終更新日時: 2019-11-28 (木) 08:35:01