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*α-リポ酸(α-lipoic acid) [#vafdd707] [[ジオチラン]]を含む[[ヘテロ環式化合物]]。6位に[[不斉炭素]]を有する[[キラル]][[分子]]であり、天然に存在するα-リポ酸は[[R体]]。((金沢大学大学院自然科学研究科 物質科学専攻 エコサイクルシステム 生田直子 R-α-リポ酸-シクロデキストリン包接体の物理化学的特性と応用に関する研究: https://ci.nii.ac.jp/naid/500000929126)) #ref(alpha-lipoic_acid.png,α‐リポ酸の化学構造,240); 2つの[[硫黄]](チオ)を含む[[オクタン酸]]の[[誘導体]]であることから[[チオクト酸]]とも呼ばれる。体内で[[ジヒドロリポ酸]]に[[還元]]される。 >[[分子]]内に2個の[[硫黄]][[原子]]を含む[[脂肪酸]]([[オクタン酸]])の[[誘導体]]であり、[[ミトコンドリア]]に局在する4つの[[酵素]]複合体に必須な[[補酵素]]であることが知られています。それらの酵素複合体は、[[ピルビン酸脱水素酵素複合体]]、[[2-オキソグルタル酸脱水素酵素複合体]]、[[グリシン脱炭酸酵素複合体]]、[[分岐鎖ケト酸脱水素酵素複合体]]であり、[[呼吸]][[代謝]]系において中心的な役割を担っています。((植物のリポ酸合成/和田・小林研究室: http://hajimewada.c.u-tokyo.ac.jp/Research/Research_LipoicAcid.html)) 牛や豚の[[肝臓]]や[[心臓]]、[[腎臓]]、野菜ではトマト、ジャガイモ、ホウレンソウ、ブロッコリーなどに含まれる。[[抗酸化作用]]や[[ミトコンドリア]]で[[ピルビン酸デヒドロゲナーゼ複合体]]の[[補酵素]]となりエネルギー産生を促進する作用を持つとされる。((α‐リポ酸とインスリン自己免疫症候群の関係について|東邦大学医療センター大森病院 臨床検査部: https://www.lab.toho-u.ac.jp/med/omori/kensa/column/column20170104.html))((α-リポ酸に関するQ&A|厚生労働省: https://www.mhlw.go.jp/topics/bukyoku/iyaku/syoku-anzen/hokenkinou/alipoic-qa.html)) また、[[ピルビン酸]]及び[[α-ケトグルタル酸]]の[[酸化的脱炭酸]]機構の[[補酵素]]として働き、[[コカルボキシラーゼ]]及び[[補酵素A]]などと協力的に作用する。((旭川医科大学 チオクト酸アミド顆粒10%「マルイシ」: http://www.asahikawa-med.ac.jp/hospital/pharmacy/db/medis/3/3999011D2041.html)) [[リー症候群]]([[亜急性壊死性脳脊髄炎]])や[[内耳]]性[[難聴]]の治療薬として利用される。また、激しい運動時にα‐リポ酸の要求性が増加するため、その補給のために投与される。商品名は[[チオクタン]]。((*チオクト酸注25mg「日新」: http://www.info.pmda.go.jp/go/pack/3999415A2100_1_02/))((旭川医科大学 チオクタン注射液: http://www.asahikawa-med.ac.jp/hospital/pharmacy/db/medis/3/3999415A2020.html)) [[副作用]]として[[インスリン自己免疫症候群]]が報告されている。 α‐リポ酸の投与によってヒトの[[脳]]循環における[[酸素]]消費の促進が認められている。
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*α-リポ酸(α-lipoic acid) [#vafdd707] [[ジオチラン]]を含む[[ヘテロ環式化合物]]。6位に[[不斉炭素]]を有する[[キラル]][[分子]]であり、天然に存在するα-リポ酸は[[R体]]。((金沢大学大学院自然科学研究科 物質科学専攻 エコサイクルシステム 生田直子 R-α-リポ酸-シクロデキストリン包接体の物理化学的特性と応用に関する研究: https://ci.nii.ac.jp/naid/500000929126)) #ref(alpha-lipoic_acid.png,α‐リポ酸の化学構造,240); 2つの[[硫黄]](チオ)を含む[[オクタン酸]]の[[誘導体]]であることから[[チオクト酸]]とも呼ばれる。体内で[[ジヒドロリポ酸]]に[[還元]]される。 >[[分子]]内に2個の[[硫黄]][[原子]]を含む[[脂肪酸]]([[オクタン酸]])の[[誘導体]]であり、[[ミトコンドリア]]に局在する4つの[[酵素]]複合体に必須な[[補酵素]]であることが知られています。それらの酵素複合体は、[[ピルビン酸脱水素酵素複合体]]、[[2-オキソグルタル酸脱水素酵素複合体]]、[[グリシン脱炭酸酵素複合体]]、[[分岐鎖ケト酸脱水素酵素複合体]]であり、[[呼吸]][[代謝]]系において中心的な役割を担っています。((植物のリポ酸合成/和田・小林研究室: http://hajimewada.c.u-tokyo.ac.jp/Research/Research_LipoicAcid.html)) 牛や豚の[[肝臓]]や[[心臓]]、[[腎臓]]、野菜ではトマト、ジャガイモ、ホウレンソウ、ブロッコリーなどに含まれる。[[抗酸化作用]]や[[ミトコンドリア]]で[[ピルビン酸デヒドロゲナーゼ複合体]]の[[補酵素]]となりエネルギー産生を促進する作用を持つとされる。((α‐リポ酸とインスリン自己免疫症候群の関係について|東邦大学医療センター大森病院 臨床検査部: https://www.lab.toho-u.ac.jp/med/omori/kensa/column/column20170104.html))((α-リポ酸に関するQ&A|厚生労働省: https://www.mhlw.go.jp/topics/bukyoku/iyaku/syoku-anzen/hokenkinou/alipoic-qa.html)) また、[[ピルビン酸]]及び[[α-ケトグルタル酸]]の[[酸化的脱炭酸]]機構の[[補酵素]]として働き、[[コカルボキシラーゼ]]及び[[補酵素A]]などと協力的に作用する。((旭川医科大学 チオクト酸アミド顆粒10%「マルイシ」: http://www.asahikawa-med.ac.jp/hospital/pharmacy/db/medis/3/3999011D2041.html)) [[リー症候群]]([[亜急性壊死性脳脊髄炎]])や[[内耳]]性[[難聴]]の治療薬として利用される。また、激しい運動時にα‐リポ酸の要求性が増加するため、その補給のために投与される。商品名は[[チオクタン]]。((*チオクト酸注25mg「日新」: http://www.info.pmda.go.jp/go/pack/3999415A2100_1_02/))((旭川医科大学 チオクタン注射液: http://www.asahikawa-med.ac.jp/hospital/pharmacy/db/medis/3/3999415A2020.html)) [[副作用]]として[[インスリン自己免疫症候群]]が報告されている。 α‐リポ酸の投与によってヒトの[[脳]]循環における[[酸素]]消費の促進が認められている。
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