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*Ⅰ型インターフェロン(type I interferon) [#za5168e0] [[インターフェロン]]の分類のひとつ。[[ウイルス]]の[[感染]]時には大量に産生され、その[[ウイルス]]を排除するために働く。恒常的に僅かな量が体内に存在する。この常に僅かに[[分泌]]されるⅠ型インターフェロンは[[腫瘍]]を抑える働きを持つことが示唆されている。((構成的に産生されるI型インターフェロンが細胞のがん化を抑制する:東京大学グローバルCOE 生体シグナルを基盤とする統合生命学: http://www.coe.s.u-tokyo.ac.jp/integr-life/findings/research081214.html)) [[TLR]]や[[RLR]]によって活性化される[[転写因子]]である[[IRF-3]]と[[IRF-7]]によって誘導され、様々な抗[[ウイルス]]因子の[[発現]]を誘導する。また、[[ウイルス]][[感染]][[細胞]]を排除する[[NK細胞]]を活性化する。((Akira Lab. : 大阪大学 微生物病研究所 / 免疫学フロンティア研究センター 自然免疫学分野: http://hostdefense.ifrec.osaka-u.ac.jp/ja/topics/2011/03/20110325immunity.html))((エッセンシャル免疫学 第2版|MEDSi メディカル・サイエンス・インターナショナル: http://www.medsi.co.jp/e-meneki2/)) [[CD40]]、[[CD80]]、[[CD86]]といった[[共刺激]][[分子]]や[[MHC]]の[[発現]]を誘導し、[[樹状細胞]]を成熟させるだけでなく、[[ウイルス]][[抗原]]の[[クロスプレゼンテーション]]も促進する。また、[[ケモカイン]]を誘導して[[リンパ球]]や[[単球]]を[[炎症]]部位に遊走させる。[[キラーT細胞]]においてその活性化や増殖、[[メモリーキラーT細胞]]の維持にも必要である。((自然免疫におけるウイルス感染認識機構 植松智 審良静男 大阪大学微生物病研究所自然免疫学: http://jsv.umin.jp/journal/v56-1pdf/virus56-1_001-008.pdf)) Ⅰ型インターフェロンの[[受容体]]は二種類の[[サブユニット]]([[IFNAR1]]と[[IFNAR2]])から構成される。((北海道大学 抗ウイルス因子インターフェロンの新たな活性制御メカニズムを解明: https://www.hokudai.ac.jp/news/131009_pr_pharm.pdf)) 以下の種類が存在する。 #include(IFN-α) #include(IFN-β)
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*Ⅰ型インターフェロン(type I interferon) [#za5168e0] [[インターフェロン]]の分類のひとつ。[[ウイルス]]の[[感染]]時には大量に産生され、その[[ウイルス]]を排除するために働く。恒常的に僅かな量が体内に存在する。この常に僅かに[[分泌]]されるⅠ型インターフェロンは[[腫瘍]]を抑える働きを持つことが示唆されている。((構成的に産生されるI型インターフェロンが細胞のがん化を抑制する:東京大学グローバルCOE 生体シグナルを基盤とする統合生命学: http://www.coe.s.u-tokyo.ac.jp/integr-life/findings/research081214.html)) [[TLR]]や[[RLR]]によって活性化される[[転写因子]]である[[IRF-3]]と[[IRF-7]]によって誘導され、様々な抗[[ウイルス]]因子の[[発現]]を誘導する。また、[[ウイルス]][[感染]][[細胞]]を排除する[[NK細胞]]を活性化する。((Akira Lab. : 大阪大学 微生物病研究所 / 免疫学フロンティア研究センター 自然免疫学分野: http://hostdefense.ifrec.osaka-u.ac.jp/ja/topics/2011/03/20110325immunity.html))((エッセンシャル免疫学 第2版|MEDSi メディカル・サイエンス・インターナショナル: http://www.medsi.co.jp/e-meneki2/)) [[CD40]]、[[CD80]]、[[CD86]]といった[[共刺激]][[分子]]や[[MHC]]の[[発現]]を誘導し、[[樹状細胞]]を成熟させるだけでなく、[[ウイルス]][[抗原]]の[[クロスプレゼンテーション]]も促進する。また、[[ケモカイン]]を誘導して[[リンパ球]]や[[単球]]を[[炎症]]部位に遊走させる。[[キラーT細胞]]においてその活性化や増殖、[[メモリーキラーT細胞]]の維持にも必要である。((自然免疫におけるウイルス感染認識機構 植松智 審良静男 大阪大学微生物病研究所自然免疫学: http://jsv.umin.jp/journal/v56-1pdf/virus56-1_001-008.pdf)) Ⅰ型インターフェロンの[[受容体]]は二種類の[[サブユニット]]([[IFNAR1]]と[[IFNAR2]])から構成される。((北海道大学 抗ウイルス因子インターフェロンの新たな活性制御メカニズムを解明: https://www.hokudai.ac.jp/news/131009_pr_pharm.pdf)) 以下の種類が存在する。 #include(IFN-α) #include(IFN-β)
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