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*アスピリン(Aspirin) [#z4b3719a] 水に溶けにくい白色で無臭の結晶。[[アセチルサリチル酸]]の商品名。[[サリチル酸]]から合成された。 #ref(aspirin.png, アスピリン(アセチルサリチル酸)の化学構造,200); [[非ステロイド系抗炎症薬]]であり、[[アラキドン酸]]からの[[プロスタグランジン]]の合成を抑える([[シクロオキシゲナーゼ]]の阻害)作用による解熱・鎮痛作用を持つ。また、[[関節]]の[[炎症]]を抑えて痛みを和らげる効果や[[血小板]]の[[凝集]]を防ぐ効果がある。((エステルとセッケン: http://www.ed.kanazawa-u.ac.jp/~kashida/PDF/chemIb/chap7/chemt707.pdf))(((株)化学同人 京都大学大学院薬学研究科 くすりをつくる研究者の仕事 薬のネタ探しから私たちに届くまで 2017/3/30)) [[サリシン]]や[[サリチル酸]]に比べて[[副作用]]は非常に弱まったものの、[[胃炎]]や[[胃潰瘍]]などの[[消化管]]への[[副作用]]が確認されている。((アスピリンの適正使用に関する医療情報解析学的研究 長崎大学大学院医歯薬学総合研究科生命薬科学専攻 大脇裕一: http://www.nagasaki-u.ac.jp/ja/gakusai/summary/h16/0503_ishiyaku_hakuko_rin/file/ishiyaku6ronbun.pdf)) >[[非ステロイド性消炎鎮痛剤]]の代表であるアスピリンは、販売が開始されてから100年以上が経過した現在でも世界的に使用されている薬剤です。しかしながら[[胃炎]]・[[胃潰瘍]]・[[皮膚]][[創傷治癒]]の遅延をはじめとした様々な[[副作用]]が大きな社会問題となっています。米国では1600万人がアスピリンを常用し、そのうち毎年2万人がアスピリンの[[副作用]]である[[消化管出血]]で死亡していると報告されています。((順天堂大学 皮膚創傷治癒を促進する生体物質の発見 〜同時にアスピリンの新しい副作用発現のメカニズムを解明〜: https://www.juntendo.ac.jp/graduate/pdf/news08.pdf)) 人類史上、最も多く服用されている[[医薬品]]とされる。 >1889年にバイエル社から「アスピリン(Aspirin)」の商品名で発表されるやいなや、[[アセチルサリチル酸]]は当時の医学界の話題をさらいました。それから100年以上経った現在では、世界中で毎年五万トン(500ミリグラムの錠剤に換算すると1000億錠)が服用されています。(((株)化学同人 京都大学大学院薬学研究科 くすりをつくる研究者の仕事 薬のネタ探しから私たちに届くまで 2017/3/30))
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*アスピリン(Aspirin) [#z4b3719a] 水に溶けにくい白色で無臭の結晶。[[アセチルサリチル酸]]の商品名。[[サリチル酸]]から合成された。 #ref(aspirin.png, アスピリン(アセチルサリチル酸)の化学構造,200); [[非ステロイド系抗炎症薬]]であり、[[アラキドン酸]]からの[[プロスタグランジン]]の合成を抑える([[シクロオキシゲナーゼ]]の阻害)作用による解熱・鎮痛作用を持つ。また、[[関節]]の[[炎症]]を抑えて痛みを和らげる効果や[[血小板]]の[[凝集]]を防ぐ効果がある。((エステルとセッケン: http://www.ed.kanazawa-u.ac.jp/~kashida/PDF/chemIb/chap7/chemt707.pdf))(((株)化学同人 京都大学大学院薬学研究科 くすりをつくる研究者の仕事 薬のネタ探しから私たちに届くまで 2017/3/30)) [[サリシン]]や[[サリチル酸]]に比べて[[副作用]]は非常に弱まったものの、[[胃炎]]や[[胃潰瘍]]などの[[消化管]]への[[副作用]]が確認されている。((アスピリンの適正使用に関する医療情報解析学的研究 長崎大学大学院医歯薬学総合研究科生命薬科学専攻 大脇裕一: http://www.nagasaki-u.ac.jp/ja/gakusai/summary/h16/0503_ishiyaku_hakuko_rin/file/ishiyaku6ronbun.pdf)) >[[非ステロイド性消炎鎮痛剤]]の代表であるアスピリンは、販売が開始されてから100年以上が経過した現在でも世界的に使用されている薬剤です。しかしながら[[胃炎]]・[[胃潰瘍]]・[[皮膚]][[創傷治癒]]の遅延をはじめとした様々な[[副作用]]が大きな社会問題となっています。米国では1600万人がアスピリンを常用し、そのうち毎年2万人がアスピリンの[[副作用]]である[[消化管出血]]で死亡していると報告されています。((順天堂大学 皮膚創傷治癒を促進する生体物質の発見 〜同時にアスピリンの新しい副作用発現のメカニズムを解明〜: https://www.juntendo.ac.jp/graduate/pdf/news08.pdf)) 人類史上、最も多く服用されている[[医薬品]]とされる。 >1889年にバイエル社から「アスピリン(Aspirin)」の商品名で発表されるやいなや、[[アセチルサリチル酸]]は当時の医学界の話題をさらいました。それから100年以上経った現在では、世界中で毎年五万トン(500ミリグラムの錠剤に換算すると1000億錠)が服用されています。(((株)化学同人 京都大学大学院薬学研究科 くすりをつくる研究者の仕事 薬のネタ探しから私たちに届くまで 2017/3/30))
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