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*アメーバ赤痢(amoebic dysentery) [#d4c1fe16] [[赤痢アメーバ]]が原因となる[[赤痢]]。[[アメーバ症]]とも。[[5類感染症]]のひとつ。((厚生労働省:健康:結核・感染症に関する情報: https://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou15/02-01.html)) [[シスト]]([[嚢子]])の状態の[[赤痢アメーバ]]が[[口]]から入り、[[大腸]]で[[栄養体]]([[虫体]])となって[[大腸]][[粘膜]]を破壊して特有な壺型の[[潰瘍]]を形成し、[[アメーバ性大腸炎]]を引き起こす。稀に血流によって[[肝臓]]へ移行して[[肝膿瘍]]を形成することがある。((アメーバ赤痢|東邦大学医療センター大森病院 臨床検査部: https://www.lab.toho-u.ac.jp/med/omori/kensa/column/column20160706.html)) [[HIV]]に合併しやすい。[[感染]]者の多くは途上国に集中して分布するが、先進国でも男性同性愛者、発展途上国からの帰国者、[[知的障害]]者施設収容者などで多い。全世界の死亡者数は毎年4~7万人とされる。((腸重積を合併し,下部内視鏡で整復された赤痢アメーバ症の一例: http://jaids.umin.ac.jp/journal/2017/20171902/20171902088092.pdf)) [[組織]]病変に対する[[第一選択薬]]は[[メトロニダゾール]]。代用薬として[[チニダゾール]]がある。その他には[[オルニダゾール]]、[[デヒドロエメチン]]、[[クロロキン]]などがある。((自治医科大学紀要33 メトロニダゾールに対する副反応のためにチニダゾールで治療し得た後天性免疫不全症候群に併発したアメーバ性大腸炎の1例: http://www.jichi.ac.jp/toshokan/jmu-kiyo/33/33pdf-link/p147-153.pdf)) [[便]]中への虫体排出を阻止する[[薬剤]]には[[パロモマイシン]]、[[ヨードキノール]]、[[フロ酸ジロキサニド]]などがある。
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*アメーバ赤痢(amoebic dysentery) [#d4c1fe16] [[赤痢アメーバ]]が原因となる[[赤痢]]。[[アメーバ症]]とも。[[5類感染症]]のひとつ。((厚生労働省:健康:結核・感染症に関する情報: https://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou15/02-01.html)) [[シスト]]([[嚢子]])の状態の[[赤痢アメーバ]]が[[口]]から入り、[[大腸]]で[[栄養体]]([[虫体]])となって[[大腸]][[粘膜]]を破壊して特有な壺型の[[潰瘍]]を形成し、[[アメーバ性大腸炎]]を引き起こす。稀に血流によって[[肝臓]]へ移行して[[肝膿瘍]]を形成することがある。((アメーバ赤痢|東邦大学医療センター大森病院 臨床検査部: https://www.lab.toho-u.ac.jp/med/omori/kensa/column/column20160706.html)) [[HIV]]に合併しやすい。[[感染]]者の多くは途上国に集中して分布するが、先進国でも男性同性愛者、発展途上国からの帰国者、[[知的障害]]者施設収容者などで多い。全世界の死亡者数は毎年4~7万人とされる。((腸重積を合併し,下部内視鏡で整復された赤痢アメーバ症の一例: http://jaids.umin.ac.jp/journal/2017/20171902/20171902088092.pdf)) [[組織]]病変に対する[[第一選択薬]]は[[メトロニダゾール]]。代用薬として[[チニダゾール]]がある。その他には[[オルニダゾール]]、[[デヒドロエメチン]]、[[クロロキン]]などがある。((自治医科大学紀要33 メトロニダゾールに対する副反応のためにチニダゾールで治療し得た後天性免疫不全症候群に併発したアメーバ性大腸炎の1例: http://www.jichi.ac.jp/toshokan/jmu-kiyo/33/33pdf-link/p147-153.pdf)) [[便]]中への虫体排出を阻止する[[薬剤]]には[[パロモマイシン]]、[[ヨードキノール]]、[[フロ酸ジロキサニド]]などがある。
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