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*アラキドン酸(arachidonic acid : ARA) [#y03e0abc] [[多価不飽和脂肪酸]]のひとつ。[[リノール酸]]から[[γ-リノレン酸]]、[[ジホモ-γ-リノレン酸]]を経て体内で合成される。((金城学院大学 最新の脂質栄養を理解するための基礎 ω(オメガ)バランスとは?: http://www.kinjo-u.ac.jp/orc/document/topic1.pdf)) アラキドン酸は、[[生理活性]]の強い[[ホルモン様物質]]である[[エイコサノイド]]([[プロスタグランジン]]、[[トロンボキサン]]、[[ロイコトリエン]]など)の[[前駆体]]となるため,[[炎症]]や[[アレルギー]]反応を促進する。((「マイプレート」を活用した脂質栄養指導の実践: http://air.lib.akita-u.ac.jp/dspace/bitstream/10295/3050/1/kbjs71(79).pdf)) 人体に必須な[[脂肪酸]]であるが、[[DHA]]が少ない状態や過剰摂取により[[エイコサノイド]]や[[サイトカイン]]などを生成し様々な[[炎症]]を起こす。((サラダ油が脳を殺す ---「錆び」から身体を守る | 山嶋 哲盛 - 河出書房新社)) [[セカンドメッセンジャー]]として働くことも知られている。((筑波大学 過度のカフェイン服用が細胞死を引き起こす仕組みを発見: https://www.tsukuba.ac.jp/public/press/120814.pdf)) **アラキドン酸と認知機能について [#m3c1e301] アラキドン酸は[[神経細胞]]の生成や認知機能に関与しているとされる。 >動物実験では[[神経]]の新生に関与することが最近明らかとなっています(※1)。また「認知応答力向上」や「もの忘れ改善」など、[[脳]]機能改善に効果があることも知られており(※2)、ARA含有食品からの摂取のみならず、栄養補助剤([[サプリメント]])としても摂取されています。((◆アラキドン酸摂取の新たな形「アラキドン酸リン脂質」とその製法 :: 北海道大学 産学・地域協働推進機構: http://www.mcip.hokudai.ac.jp/cms/cgi-bin/index.pl?page=contents&view_category_lang=1&view_category=1231)) また、アラキドン酸は[[DHA]]と一緒に摂取することで認知機能の改善効果があることが報告されている。 >老齢ラットの実験ではアラキドン酸の投与は、学習、記憶機能、空間認知機能向上させるとの報告がある。またヒトでは乳児で精神運動発達、視機能の向上に関連するとの報告もあり、欧米では乳児用の調製乳に[[DHA]]とともにアラキドン酸も添加されている。[[アルツハイマー病]]および軽度認知機能障害(MCI)の患者への[[DHA]]およびアラキドン酸の投与で、MCIの患者において、認知機能の有意な改善が認められたとの報告がある((名古屋学芸大学健康・栄養研究所年報 認知症の要因と予防: https://www.nuas.ac.jp/IHN/report/pdf/07/02.pdf)) しかし、この結果には金城学院大学が以下のような反論をしている。 >ラットでは[[リノール酸]]から容易にアラキドン酸が作られますので、[[必須脂肪酸]]の[[リノール酸]]が存在する限り、補給したアラキドン酸の効果は見られないはずです。論文を読んでカラクリがわかりました。[[リノール酸]]欠乏状態にしておいて、そこにアラキドン酸を補給すると効果があった、というものです。((金城学院大学 危険なサプリ: http://www.kinjo-u.ac.jp/orc/document/topic8.pdf))
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*アラキドン酸(arachidonic acid : ARA) [#y03e0abc] [[多価不飽和脂肪酸]]のひとつ。[[リノール酸]]から[[γ-リノレン酸]]、[[ジホモ-γ-リノレン酸]]を経て体内で合成される。((金城学院大学 最新の脂質栄養を理解するための基礎 ω(オメガ)バランスとは?: http://www.kinjo-u.ac.jp/orc/document/topic1.pdf)) アラキドン酸は、[[生理活性]]の強い[[ホルモン様物質]]である[[エイコサノイド]]([[プロスタグランジン]]、[[トロンボキサン]]、[[ロイコトリエン]]など)の[[前駆体]]となるため,[[炎症]]や[[アレルギー]]反応を促進する。((「マイプレート」を活用した脂質栄養指導の実践: http://air.lib.akita-u.ac.jp/dspace/bitstream/10295/3050/1/kbjs71(79).pdf)) 人体に必須な[[脂肪酸]]であるが、[[DHA]]が少ない状態や過剰摂取により[[エイコサノイド]]や[[サイトカイン]]などを生成し様々な[[炎症]]を起こす。((サラダ油が脳を殺す ---「錆び」から身体を守る | 山嶋 哲盛 - 河出書房新社)) [[セカンドメッセンジャー]]として働くことも知られている。((筑波大学 過度のカフェイン服用が細胞死を引き起こす仕組みを発見: https://www.tsukuba.ac.jp/public/press/120814.pdf)) **アラキドン酸と認知機能について [#m3c1e301] アラキドン酸は[[神経細胞]]の生成や認知機能に関与しているとされる。 >動物実験では[[神経]]の新生に関与することが最近明らかとなっています(※1)。また「認知応答力向上」や「もの忘れ改善」など、[[脳]]機能改善に効果があることも知られており(※2)、ARA含有食品からの摂取のみならず、栄養補助剤([[サプリメント]])としても摂取されています。((◆アラキドン酸摂取の新たな形「アラキドン酸リン脂質」とその製法 :: 北海道大学 産学・地域協働推進機構: http://www.mcip.hokudai.ac.jp/cms/cgi-bin/index.pl?page=contents&view_category_lang=1&view_category=1231)) また、アラキドン酸は[[DHA]]と一緒に摂取することで認知機能の改善効果があることが報告されている。 >老齢ラットの実験ではアラキドン酸の投与は、学習、記憶機能、空間認知機能向上させるとの報告がある。またヒトでは乳児で精神運動発達、視機能の向上に関連するとの報告もあり、欧米では乳児用の調製乳に[[DHA]]とともにアラキドン酸も添加されている。[[アルツハイマー病]]および軽度認知機能障害(MCI)の患者への[[DHA]]およびアラキドン酸の投与で、MCIの患者において、認知機能の有意な改善が認められたとの報告がある((名古屋学芸大学健康・栄養研究所年報 認知症の要因と予防: https://www.nuas.ac.jp/IHN/report/pdf/07/02.pdf)) しかし、この結果には金城学院大学が以下のような反論をしている。 >ラットでは[[リノール酸]]から容易にアラキドン酸が作られますので、[[必須脂肪酸]]の[[リノール酸]]が存在する限り、補給したアラキドン酸の効果は見られないはずです。論文を読んでカラクリがわかりました。[[リノール酸]]欠乏状態にしておいて、そこにアラキドン酸を補給すると効果があった、というものです。((金城学院大学 危険なサプリ: http://www.kinjo-u.ac.jp/orc/document/topic8.pdf))
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