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*アルギン酸(alginic acid) [#yc7dbfa1] [[マンヌロン酸]]と[[グルロン酸]]からなる直鎖の[[ヘテロ多糖]]。[[昆布]]や[[わかめ]]など[[褐藻類]]の[[細胞外基質]]の主成分となる。その含量は[[乾燥]]重量の約30%を占めるとされる。[[海藻]](Algae)から得られる[[酸性]]物質であることからその名が付けられた。((東京理科大学Ⅰ部化学研究部 人工イクラ 2001年度 木曜班: http://www.ed.tus.ac.jp/~kaken/studies/01/01_thu.pdf))((公立大学法人 福岡女子大学 アルギン酸: http://www.fwu.ac.jp/~yoshimura/sotsugyousei/2004/matsunaga/%e3%82%a2%e3%83%ab%e3%82%ae%e3%83%b3%e9%85%b8.ppt))((アルギン酸類の概要と応用 宮島千尋: https://www.jstage.jst.go.jp/article/fiber/65/12/65_12_P_444/_pdf)) #ref(alginic_acid.png,アルギン酸の化学構造); その性状から食品の[[増粘剤]]や[[ゲル化剤]]などとして利用される。[[マンヌロン酸]]を多く含む[[アルギン酸]]は柔らかく弾性の高い性状を示し、[[グルロン酸]]を多く含む[[アルギン酸]]は硬く脆い性状になる。((藻食性腹足類のPL-14酵素が褐藻アルギン酸を効率的に分解する仕組み: https://www.a.u-tokyo.ac.jp/topics/2017/20170220-1.html)) その[[化学]]構造によって[[金属イオン]]を吸着させる。 >[[アルギン酸]]が[[金属イオン]]を結合するのは、主に[[脱プロトン化]]した[[カルボキシル基]]([[CO]]O-)であることは[[アルギン酸]]の構成[[単糖]]であるβ-D-[[マンヌロン酸]]とα-L-[[グルロン酸]]の[[化学]]構造から容易に推測される。((神戸大学 環境分子物理化学研究室 アルギン酸による金属吸着: http://www.edu.kobe-u.ac.jp/ans-bpc/gaiyou2.html)) [[水]]に溶けると、なめらかな粘りのある[[コロイド]]溶液となる。その粘性は[[アルギン酸]]の[[重合度]]に比例する。 [[ナトリウム]][[塩]]である[[アルギン酸ナトリウム]]は[[消化性潰瘍]]の[[止血]]に用いられる。商品名は[[アルクレイン]]、[[サンメール]]、[[アルト]]。((くすりの事典 2020年版 片山志郎 成美堂出版(2019/6/30): https://amzn.to/3i8J1I1)) [[血小板]]や[[赤血球]]の[[凝集]]を促進する作用を持つ。出[[血]]部位に付着した[[アルギン酸]]は[[血液]]の拡散を防止して[[止血]][[血栓]]の形成を促進するとされる。 &tag(海藻,ヘテロ多糖,多糖類,マンヌロン酸,グルロン酸,医薬品,食品添加物);
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*アルギン酸(alginic acid) [#yc7dbfa1] [[マンヌロン酸]]と[[グルロン酸]]からなる直鎖の[[ヘテロ多糖]]。[[昆布]]や[[わかめ]]など[[褐藻類]]の[[細胞外基質]]の主成分となる。その含量は[[乾燥]]重量の約30%を占めるとされる。[[海藻]](Algae)から得られる[[酸性]]物質であることからその名が付けられた。((東京理科大学Ⅰ部化学研究部 人工イクラ 2001年度 木曜班: http://www.ed.tus.ac.jp/~kaken/studies/01/01_thu.pdf))((公立大学法人 福岡女子大学 アルギン酸: http://www.fwu.ac.jp/~yoshimura/sotsugyousei/2004/matsunaga/%e3%82%a2%e3%83%ab%e3%82%ae%e3%83%b3%e9%85%b8.ppt))((アルギン酸類の概要と応用 宮島千尋: https://www.jstage.jst.go.jp/article/fiber/65/12/65_12_P_444/_pdf)) #ref(alginic_acid.png,アルギン酸の化学構造); その性状から食品の[[増粘剤]]や[[ゲル化剤]]などとして利用される。[[マンヌロン酸]]を多く含む[[アルギン酸]]は柔らかく弾性の高い性状を示し、[[グルロン酸]]を多く含む[[アルギン酸]]は硬く脆い性状になる。((藻食性腹足類のPL-14酵素が褐藻アルギン酸を効率的に分解する仕組み: https://www.a.u-tokyo.ac.jp/topics/2017/20170220-1.html)) その[[化学]]構造によって[[金属イオン]]を吸着させる。 >[[アルギン酸]]が[[金属イオン]]を結合するのは、主に[[脱プロトン化]]した[[カルボキシル基]]([[CO]]O-)であることは[[アルギン酸]]の構成[[単糖]]であるβ-D-[[マンヌロン酸]]とα-L-[[グルロン酸]]の[[化学]]構造から容易に推測される。((神戸大学 環境分子物理化学研究室 アルギン酸による金属吸着: http://www.edu.kobe-u.ac.jp/ans-bpc/gaiyou2.html)) [[水]]に溶けると、なめらかな粘りのある[[コロイド]]溶液となる。その粘性は[[アルギン酸]]の[[重合度]]に比例する。 [[ナトリウム]][[塩]]である[[アルギン酸ナトリウム]]は[[消化性潰瘍]]の[[止血]]に用いられる。商品名は[[アルクレイン]]、[[サンメール]]、[[アルト]]。((くすりの事典 2020年版 片山志郎 成美堂出版(2019/6/30): https://amzn.to/3i8J1I1)) [[血小板]]や[[赤血球]]の[[凝集]]を促進する作用を持つ。出[[血]]部位に付着した[[アルギン酸]]は[[血液]]の拡散を防止して[[止血]][[血栓]]の形成を促進するとされる。 &tag(海藻,ヘテロ多糖,多糖類,マンヌロン酸,グルロン酸,医薬品,食品添加物);
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