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*エクオール(equol) [#r30687c9] [[大豆イソフラボン]]の[[ダイゼイン]]が[[腸内細菌]]よって[[代謝]]され、[[ジヒドロダイゼイン]]を経て生成される[[有機化合物]]。[[エコール]]とも。((抗酸化機能分析研究センター ダイゼインとエクオール: http://food-db.asahikawa-med.ac.jp/index.php?action=docu&id=62)) #ref(equol.png,エクオールの化学構造,240); [[イソフラボン]]よりも[[エストロゲン]]としての活性が強い。エクオール濃度が高いヒトほど[[血液]]中の[[コレステロール]]および[[トリグリセリド]]の低下効果が顕著であっ[[たこ]]とが報告されている。((日本食品科学工学会誌 技術用語解説 エクオール 田村基: https://www.jstage.jst.go.jp/article/nskkk/57/11/57_11_492/_article/-char/ja/)) [[がん]]([[乳がん]]、[[卵巣がん]]、[[前立腺がん]])や[[閉経]]後の[[骨粗鬆症]]の予防、[[脂質代謝]]の改善などの作用が[[イソフラボン]]そのものよりも高いことが報告されている。((新規エクオール産生乳酸菌のヒト糞便からの単離・同定: https://www.jstage.jst.go.jp/article/jim/21/3/21_3_217/_article/-char/ja/))((KAKEN — 研究課題をさがす | 血清イソフラボン、血清アディポネクチンと子宮体部がん・卵巣がんリスクの検討 (KAKENHI-PROJECT-21590705): https://kaken.nii.ac.jp/ja/grant/KAKENHI-PROJECT-21590705/)) 体内でエクオールを産生できるかどうかは個人の[[腸内細菌]]の状態によって異なり、日本人で約半数、欧[[米]]人では3割ほどが体内で産生できるとされる。[[血液]]中のエクオール濃度が 83n[[mol]]/L 以上をエクオール産生者、それ未満はエクオール非産生者とされる。体内でエクオールを産生できる場合、[[動脈硬化]]が起こる危険性が低下するとされる。((大豆イソフラボン代謝物エクオール(equol)は潜在性動脈硬化と関連する-ERA JUMP 研究より-: https://www.shiga-med.ac.jp/sites/default/files/2017-05/%E5%A4%A7%E8%B1%86%E3%82%A4%E3%82%BD%E3%83%95%E3%83%A9%E3%83%9C%E3%83%B3%E4%BB%A3%E8%AC%9D%E7%89%A9%E3%82%A8%E3%82%AF%E3%82%AA%E3%83%BC%E3%83%AB%EF%BC%88equol%EF%BC%89%E3%81%AF%E6%BD%9C%E5%9C%A8%E6%80%A7%E5%8B%95%E8%84%88%E7%A1%AC%E5%8C%96%E3%81%A8%E9%96%A2%E9%80%A3%E3%81%99%E3%82%8B.pdf)) [[フラクトオリゴ糖]]と同時に摂取することで[[血漿]]中のエクオール濃度が高まることがマウスの実験で報告されている。 また、[[味噌]]汁を摂取する頻度に比例して増加することが確認されている。 >エコールは味噌汁の摂取頻度と有意に相関していた。そして、エコール産生者はエコール非産生者よりも有意に味噌汁の摂取頻度が多かった(trend, P=0.041)。((KAKEN — 研究課題をさがす | 2008 年度 実績報告書 (KAKENHI-PROJECT-19390176): https://kaken.nii.ac.jp/ja/report/KAKENHI-PROJECT-19390176/193901762008jisseki/)) **エクオールに関する歴史((Equol: History, Chemistry, and Formation: https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC2884333/)) [#b9602427] 1932年にウマ科動物の[[尿]]から単離され、その50年後にヒトの[[尿]]にも[[大豆イソフラボン]]([[ダイジン]]および[[ダイゼイン]])の[[腸内細菌]]による[[代謝]]によって含まれることが確認された。 馬(equine)から発見されたことからエクオール(equol)と名付けられた。
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*エクオール(equol) [#r30687c9] [[大豆イソフラボン]]の[[ダイゼイン]]が[[腸内細菌]]よって[[代謝]]され、[[ジヒドロダイゼイン]]を経て生成される[[有機化合物]]。[[エコール]]とも。((抗酸化機能分析研究センター ダイゼインとエクオール: http://food-db.asahikawa-med.ac.jp/index.php?action=docu&id=62)) #ref(equol.png,エクオールの化学構造,240); [[イソフラボン]]よりも[[エストロゲン]]としての活性が強い。エクオール濃度が高いヒトほど[[血液]]中の[[コレステロール]]および[[トリグリセリド]]の低下効果が顕著であっ[[たこ]]とが報告されている。((日本食品科学工学会誌 技術用語解説 エクオール 田村基: https://www.jstage.jst.go.jp/article/nskkk/57/11/57_11_492/_article/-char/ja/)) [[がん]]([[乳がん]]、[[卵巣がん]]、[[前立腺がん]])や[[閉経]]後の[[骨粗鬆症]]の予防、[[脂質代謝]]の改善などの作用が[[イソフラボン]]そのものよりも高いことが報告されている。((新規エクオール産生乳酸菌のヒト糞便からの単離・同定: https://www.jstage.jst.go.jp/article/jim/21/3/21_3_217/_article/-char/ja/))((KAKEN — 研究課題をさがす | 血清イソフラボン、血清アディポネクチンと子宮体部がん・卵巣がんリスクの検討 (KAKENHI-PROJECT-21590705): https://kaken.nii.ac.jp/ja/grant/KAKENHI-PROJECT-21590705/)) 体内でエクオールを産生できるかどうかは個人の[[腸内細菌]]の状態によって異なり、日本人で約半数、欧[[米]]人では3割ほどが体内で産生できるとされる。[[血液]]中のエクオール濃度が 83n[[mol]]/L 以上をエクオール産生者、それ未満はエクオール非産生者とされる。体内でエクオールを産生できる場合、[[動脈硬化]]が起こる危険性が低下するとされる。((大豆イソフラボン代謝物エクオール(equol)は潜在性動脈硬化と関連する-ERA JUMP 研究より-: https://www.shiga-med.ac.jp/sites/default/files/2017-05/%E5%A4%A7%E8%B1%86%E3%82%A4%E3%82%BD%E3%83%95%E3%83%A9%E3%83%9C%E3%83%B3%E4%BB%A3%E8%AC%9D%E7%89%A9%E3%82%A8%E3%82%AF%E3%82%AA%E3%83%BC%E3%83%AB%EF%BC%88equol%EF%BC%89%E3%81%AF%E6%BD%9C%E5%9C%A8%E6%80%A7%E5%8B%95%E8%84%88%E7%A1%AC%E5%8C%96%E3%81%A8%E9%96%A2%E9%80%A3%E3%81%99%E3%82%8B.pdf)) [[フラクトオリゴ糖]]と同時に摂取することで[[血漿]]中のエクオール濃度が高まることがマウスの実験で報告されている。 また、[[味噌]]汁を摂取する頻度に比例して増加することが確認されている。 >エコールは味噌汁の摂取頻度と有意に相関していた。そして、エコール産生者はエコール非産生者よりも有意に味噌汁の摂取頻度が多かった(trend, P=0.041)。((KAKEN — 研究課題をさがす | 2008 年度 実績報告書 (KAKENHI-PROJECT-19390176): https://kaken.nii.ac.jp/ja/report/KAKENHI-PROJECT-19390176/193901762008jisseki/)) **エクオールに関する歴史((Equol: History, Chemistry, and Formation: https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC2884333/)) [#b9602427] 1932年にウマ科動物の[[尿]]から単離され、その50年後にヒトの[[尿]]にも[[大豆イソフラボン]]([[ダイジン]]および[[ダイゼイン]])の[[腸内細菌]]による[[代謝]]によって含まれることが確認された。 馬(equine)から発見されたことからエクオール(equol)と名付けられた。
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