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*オルニチン(ornithine) [#ref60067] [[アミノ酸]]の一つ。[[L体]]([[L-オルニチン]])は[[タンパク質]]を構成しない[[遊離アミノ酸]]として体内に存在する。蜆に多く含まれる。((植物からアミノ酸,ペプチドなどの単離: http://crf.flib.u-fukui.ac.jp/dspace/bitstream/10461/4898/1/h19.p.36-p.37.pdf))((浅桐公男 オルニチン: https://www.jstage.jst.go.jp/article/jssmn/50/2/50_185/_pdf)) #ref(L-ornithin.png,オルニチンの化学構造); [[肝臓]]の解毒作用の促進や[[アルコール]]性[[疲労]]の抑制、[[成長ホルモン]]の[[分泌]]促進などの作用が報告されている。主に[[大腸菌]]などの[[細菌]]を用いた[[発酵]]法により生産される。((酵母による肝機能改善アミノ酸「オルニチン」の高生産に成功 合成酵素の制御機構を解除して実現 ~健康イメージを高めた発酵・醸造食品の生産に期待~|奈良先端科学技術大学院大学: http://www.naist.jp/pressrelease/2020/08/007208.html)) 体内の[[アンモニア]]を無毒化する[[尿素回路]]([[オルニチン回路]])において、[[カルバモイルリン酸]]と[[縮合]]して[[シトルリン]]を生成する働きを持つ。[[肝]]機能改善に有効な成分であり、[[サプリメント]]などの製品に利用される。 [[肝臓]]の[[ミトコンドリアマトリックス]]内において、[[カルバモイルリン酸]]から[[オルニチントランスカルバモイラーゼ]]により[[オルニチン]]に[[カルバモイル基]]が[[転移]]されて[[シトルリン]]が生成される。 >[[タンパク質]]を食べるとその[[副作用]]で[[アンモニア]]が必ず出てきますが、その[[アンモニア]]を[[肝臓]]で無害な[[尿素]]に分解し、排出するために[[オルニチン]]が必要になります。((技術評論社 石浦章一 タンパク質はすごい! 心と体の健康を作るタンパク質の秘密(2014/1/5))) また、[[ポリアミン]]([[スペルミジン]]、[[スペルミン]])や[[プロリン]]の合成において重要。[[L-アルギニン]]よりも高い[[創傷治癒]]促進効果が報告されている。 [[オルニチン]]の摂取によって[[成長ホルモン]]の[[分泌]]が促進されることや[[脳]][[タンパク質]]の合成速度の向上が確認されている。また、[[オルニチン]]の[[代謝]]物である[[アルギニン]]よりも、[[脳]][[タンパク質]]の合成を促進する働きが強いことが確認されている。((オルニチンによる脳タンパク質合成の調整機構におけるシトルリンとアルギニンの役割に関する研究: http://repository.aichi-edu.ac.jp/dspace/bitstream/10424/5535/1/shuron-25-105.pdf))
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*オルニチン(ornithine) [#ref60067] [[アミノ酸]]の一つ。[[L体]]([[L-オルニチン]])は[[タンパク質]]を構成しない[[遊離アミノ酸]]として体内に存在する。蜆に多く含まれる。((植物からアミノ酸,ペプチドなどの単離: http://crf.flib.u-fukui.ac.jp/dspace/bitstream/10461/4898/1/h19.p.36-p.37.pdf))((浅桐公男 オルニチン: https://www.jstage.jst.go.jp/article/jssmn/50/2/50_185/_pdf)) #ref(L-ornithin.png,オルニチンの化学構造); [[肝臓]]の解毒作用の促進や[[アルコール]]性[[疲労]]の抑制、[[成長ホルモン]]の[[分泌]]促進などの作用が報告されている。主に[[大腸菌]]などの[[細菌]]を用いた[[発酵]]法により生産される。((酵母による肝機能改善アミノ酸「オルニチン」の高生産に成功 合成酵素の制御機構を解除して実現 ~健康イメージを高めた発酵・醸造食品の生産に期待~|奈良先端科学技術大学院大学: http://www.naist.jp/pressrelease/2020/08/007208.html)) 体内の[[アンモニア]]を無毒化する[[尿素回路]]([[オルニチン回路]])において、[[カルバモイルリン酸]]と[[縮合]]して[[シトルリン]]を生成する働きを持つ。[[肝]]機能改善に有効な成分であり、[[サプリメント]]などの製品に利用される。 [[肝臓]]の[[ミトコンドリアマトリックス]]内において、[[カルバモイルリン酸]]から[[オルニチントランスカルバモイラーゼ]]により[[オルニチン]]に[[カルバモイル基]]が[[転移]]されて[[シトルリン]]が生成される。 >[[タンパク質]]を食べるとその[[副作用]]で[[アンモニア]]が必ず出てきますが、その[[アンモニア]]を[[肝臓]]で無害な[[尿素]]に分解し、排出するために[[オルニチン]]が必要になります。((技術評論社 石浦章一 タンパク質はすごい! 心と体の健康を作るタンパク質の秘密(2014/1/5))) また、[[ポリアミン]]([[スペルミジン]]、[[スペルミン]])や[[プロリン]]の合成において重要。[[L-アルギニン]]よりも高い[[創傷治癒]]促進効果が報告されている。 [[オルニチン]]の摂取によって[[成長ホルモン]]の[[分泌]]が促進されることや[[脳]][[タンパク質]]の合成速度の向上が確認されている。また、[[オルニチン]]の[[代謝]]物である[[アルギニン]]よりも、[[脳]][[タンパク質]]の合成を促進する働きが強いことが確認されている。((オルニチンによる脳タンパク質合成の調整機構におけるシトルリンとアルギニンの役割に関する研究: http://repository.aichi-edu.ac.jp/dspace/bitstream/10424/5535/1/shuron-25-105.pdf))
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