健康用語WEB事典
用語追加
更新履歴
用語一覧
ランキング
ランダム
最近更新された用語
腹式呼吸
ガストリン放出ペプチド
削除されたページ
ケタミン
コメント/桿状核球
7-デヒドロコレステロールレダクターゼ
ミッドカイン
TSP-1
アクチノマイセス・オドントリティカス
加齢関連ヘルパーT細胞
T2R
MUC6
もっと見る…
新しい用語解説ページの作成や既にあるページの編集を行うことができます。
ページの書き方については以下のページを御覧ください。
基本的なページの書き方
さらに詳細な編集機能について
[[リンク]]
((注釈))
^{上付き}
_{下付き}
6
8
10
12
14
16
18
20
文字サイズ
画像挿入
リダイレクト
インクルード
*カゼイン(casein) [#y31a5e7b] 動物の[[細胞]]や[[牛乳]]に含まれる、[[カルシウム]]や[[リン]]などが結合した[[タンパク質]]。((タンパク質を理解するための牛乳力ゼインを用いた実験の教材化: http://ci.nii.ac.jp/els/110008906376.pdf?id=ART0009863996&type=pdf&lang=jp&host=cinii&order_no=&ppv_type=0&lang_sw=&no=1482541339&cp=)) [[サブミセル]]を形成し、[[リン酸カルシウム]]と共に[[カゼインミセル]]と呼ばれる球状粒子を形成する。[[牛乳]]中にはこれが[[懸濁]]状態で存在しているため白く見える。((東北大学機関リポジトリTOUR チーズ製造における理論と技術について (2.研修報告,III.資料): https://tohoku.repo.nii.ac.jp/?action=pages_view_main&active_action=repository_view_main_item_detail&item_id=66063&item_no=1&page_id=33&block_id=38)) カゼイン粒子に[[乳酸]]が作用すると、カゼインに結合している[[カルシウム]]が遊離して凝固がおこる。これが[[乳]]が[[ヨーグルト]]となる原因である。また[[チーズ]]の主成分でもある。((乳酸とヨーグルト: http://www.nodai.ac.jp/hojin/journal/images/j_1103/p6.pdf)) >カゼインは[[アミノ酸]]以外に[[リン]]を含む[[複合タンパク質]]であり,[[乳]]特有の[[リンタンパク質]]である(Schmidt DG, 1982)。乳の [[pH]] は[[血液]]とほぼ同じ[[中性]](7.0)であり,[[牛乳]]では [[pH]] 約 6.8 である。[[牛乳]]から[[脂肪]]を除いた[[脱脂乳]]に[[酸]]([[乳酸]],[[塩酸]]など)を加えて[[pH]]4.6 にすると,カゼインは容易に[[凝集]]して沈殿する。また,[[牛乳]]に[[凝乳酵素]]を作用すると,[[豆腐]]状に凝固する。この凝固物の本体がカゼインであり,[[チーズ]]はこの凝固物からつくられる。((牛乳由来α-ラクトアルブミンの抗炎症作用に関する研究: http://repository.nihon-u.ac.jp/xmlui/bitstream/handle/11263/466/Yamaguchi-Makoto-3.pdf?sequence=3)) [[電気泳動]]における易動度の速い順に以下の3種類が存在する。((牛乳カゼイン その構造的特徴を中心として 仁木良哉 有馬俊六郎: https://www.jstage.jst.go.jp/article/kagakutoseibutsu1962/22/4/22_4_219/_pdf/-char/ja)) -[[α-カゼイン]] --[[κ-カゼイン]] -[[β-カゼイン]] -[[γ-カゼイン]] [[牛乳]]中では、これらは単独ではなく相互作用しながら[[コロイド]]粒子として[[懸濁]]する。[[コロイド]]は[[牛乳]]に約10%含まれる[[κ-カゼイン]]が中心となって形成される。((東京理科大学Ⅰ部化学研究部 食品にまつわる化学: http://www.ed.tus.ac.jp/~kaken/studies/07/07_tue.pdf))
タイムスタンプを変更しない
存在するページ名にリンク
*カゼイン(casein) [#y31a5e7b] 動物の[[細胞]]や[[牛乳]]に含まれる、[[カルシウム]]や[[リン]]などが結合した[[タンパク質]]。((タンパク質を理解するための牛乳力ゼインを用いた実験の教材化: http://ci.nii.ac.jp/els/110008906376.pdf?id=ART0009863996&type=pdf&lang=jp&host=cinii&order_no=&ppv_type=0&lang_sw=&no=1482541339&cp=)) [[サブミセル]]を形成し、[[リン酸カルシウム]]と共に[[カゼインミセル]]と呼ばれる球状粒子を形成する。[[牛乳]]中にはこれが[[懸濁]]状態で存在しているため白く見える。((東北大学機関リポジトリTOUR チーズ製造における理論と技術について (2.研修報告,III.資料): https://tohoku.repo.nii.ac.jp/?action=pages_view_main&active_action=repository_view_main_item_detail&item_id=66063&item_no=1&page_id=33&block_id=38)) カゼイン粒子に[[乳酸]]が作用すると、カゼインに結合している[[カルシウム]]が遊離して凝固がおこる。これが[[乳]]が[[ヨーグルト]]となる原因である。また[[チーズ]]の主成分でもある。((乳酸とヨーグルト: http://www.nodai.ac.jp/hojin/journal/images/j_1103/p6.pdf)) >カゼインは[[アミノ酸]]以外に[[リン]]を含む[[複合タンパク質]]であり,[[乳]]特有の[[リンタンパク質]]である(Schmidt DG, 1982)。乳の [[pH]] は[[血液]]とほぼ同じ[[中性]](7.0)であり,[[牛乳]]では [[pH]] 約 6.8 である。[[牛乳]]から[[脂肪]]を除いた[[脱脂乳]]に[[酸]]([[乳酸]],[[塩酸]]など)を加えて[[pH]]4.6 にすると,カゼインは容易に[[凝集]]して沈殿する。また,[[牛乳]]に[[凝乳酵素]]を作用すると,[[豆腐]]状に凝固する。この凝固物の本体がカゼインであり,[[チーズ]]はこの凝固物からつくられる。((牛乳由来α-ラクトアルブミンの抗炎症作用に関する研究: http://repository.nihon-u.ac.jp/xmlui/bitstream/handle/11263/466/Yamaguchi-Makoto-3.pdf?sequence=3)) [[電気泳動]]における易動度の速い順に以下の3種類が存在する。((牛乳カゼイン その構造的特徴を中心として 仁木良哉 有馬俊六郎: https://www.jstage.jst.go.jp/article/kagakutoseibutsu1962/22/4/22_4_219/_pdf/-char/ja)) -[[α-カゼイン]] --[[κ-カゼイン]] -[[β-カゼイン]] -[[γ-カゼイン]] [[牛乳]]中では、これらは単独ではなく相互作用しながら[[コロイド]]粒子として[[懸濁]]する。[[コロイド]]は[[牛乳]]に約10%含まれる[[κ-カゼイン]]が中心となって形成される。((東京理科大学Ⅰ部化学研究部 食品にまつわる化学: http://www.ed.tus.ac.jp/~kaken/studies/07/07_tue.pdf))
この用語を編集
/
画像添付