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*グリコーゲン(glycogen) [#oabe22e9] 多数の[[グルコース]]が[[グリコシド結合]]([[α-1,4結合]]および[[α-1,6結合]])で連なった[[多糖類]]。[[アミロペクチン]]よりも枝分かれが多い。動物のエネルギー貯蔵物質のひとつ。((国立大学法人 大阪教育大学 糖質の代謝: http://www.osaka-kyoiku.ac.jp/~ioku/foodsite/eiyouso/tousitu-w.htm))((西東社 カラー図解 栄養学の基本がわかる事典 川島由起子(2013/4/4): https://amzn.to/2tzGwYt)) 主に[[肝臓]]や[[筋肉]]に[[グリコーゲン顆粒]]として貯蓄される。[[肝臓]]では60〜80g、[[筋肉]]には300g以上のグリコーゲンが貯蔵される。 一部のグリコーゲンは、[[グリコゲニン]]と呼ばれる[[タンパク質]]を中心に[[グルコース]]鎖が結合する以下のような構造を持つとされる。これは[[プロテオグリカン]]の一種と言える。((肝グリコゲニン その性質と生合成 Mary C. Gannon, Frank Q. Nuttall, 高田洋樹: https://www.jstage.jst.go.jp/article/tigg1989/8/41/8_41_183/_article/-char/ja/)) #ref(glycogen_structure.png,グリコーゲンの化学的構造); 体内のグリコーゲンは[[運動]]によって減少し、[[炭水化物]]を多く含む食事によって増加する。体内のグリコーゲンの総量を増加させて長時間の運動に対応するための方法である[[グリコーゲンローディング法]]はこのことを利用している。((早稲田大学審査学位論文 博士(人間科学)概要書 古典的1週間グリコーゲンローディング処方はファットローディング効果を併せもつ 篠原暁子: http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I024802592-00)) [[肝臓]]の[[肝細胞]]において[[グルコース-6-リン酸]]から生成される[[UDP-グルコース]]が[[グリコーゲン合成酵素]]によって[[グリコーゲン]]となり、[[肝細胞]]に蓄えられる。[[肝臓]]のグリコーゲンを利用する際は逆に、分解によって[[グルコース-6-リン酸]]が生成され、それが[[グルコース]]に変換されて[[血液]]中に放出される。((グリコーゲン合成: http://www.sc.fukuoka-u.ac.jp/~bc1/Biochem/glycogen.htm))((信州大学 糖の貯蔵と糖新生: http://zen.shinshu-u.ac.jp/modules/0052002005/main/main.pdf)) [[筋肉]]([[骨格筋]])内のグリコーゲンは[[骨格筋]]内においてのみ利用される。[[筋肉]]中のグリコーゲンの利用は[[肝臓]]の場合とは異なり、[[グルコース-6-リン酸]]にまでは分解されるが、[[筋肉]]にはこれを[[グルコース]]にする[[酵素]]が存在しない。したがって、[[グルコース-6-リン酸]]が直接[[解糖系]]で処理される。((西東社 カラー図解 栄養学の基本がわかる事典 川島由起子(2013/4/4): https://amzn.to/2tzGwYt)) [[筋肉]]内のグリコーゲン濃度は均一ではなく、豊富に存在するのは[[筋小胞体]]の[[カルシウムチャネル]]付近であり、グリコーゲンの枯渇によりこの[[チャネル]]と[[横行小管]]の構造変化が[[カルシウムイオン]]を放出する[[チャネル]]数を減少させて[[筋疲労]]が起こるという報告がある。((Hokkaido University of Education Repository: 糖質サプリメント摂取が長時間の間欠的な高強度自転車運動の走行パフォーマンスに与える影響: http://s-ir.sap.hokkyodai.ac.jp/dspace/handle/123456789/2260)) グリコーゲンの元となる[[細胞]]内の[[糖]]は[[インスリン]]の働きによって取り込まれるため、グリコーゲンの合成には[[インスリン]]の働きが必要。((各論(6)物質代謝・異化と同化 膵島ホルモン(インスリン・グルカゴン) 糖尿病 メタボリックシンドローム Presented by 岡本、飛永、松本: http://www-sdc.med.nagasaki-u.ac.jp/genetech/genkenbunshi/pdf/H24.1.19.pdf))
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*グリコーゲン(glycogen) [#oabe22e9] 多数の[[グルコース]]が[[グリコシド結合]]([[α-1,4結合]]および[[α-1,6結合]])で連なった[[多糖類]]。[[アミロペクチン]]よりも枝分かれが多い。動物のエネルギー貯蔵物質のひとつ。((国立大学法人 大阪教育大学 糖質の代謝: http://www.osaka-kyoiku.ac.jp/~ioku/foodsite/eiyouso/tousitu-w.htm))((西東社 カラー図解 栄養学の基本がわかる事典 川島由起子(2013/4/4): https://amzn.to/2tzGwYt)) 主に[[肝臓]]や[[筋肉]]に[[グリコーゲン顆粒]]として貯蓄される。[[肝臓]]では60〜80g、[[筋肉]]には300g以上のグリコーゲンが貯蔵される。 一部のグリコーゲンは、[[グリコゲニン]]と呼ばれる[[タンパク質]]を中心に[[グルコース]]鎖が結合する以下のような構造を持つとされる。これは[[プロテオグリカン]]の一種と言える。((肝グリコゲニン その性質と生合成 Mary C. Gannon, Frank Q. Nuttall, 高田洋樹: https://www.jstage.jst.go.jp/article/tigg1989/8/41/8_41_183/_article/-char/ja/)) #ref(glycogen_structure.png,グリコーゲンの化学的構造); 体内のグリコーゲンは[[運動]]によって減少し、[[炭水化物]]を多く含む食事によって増加する。体内のグリコーゲンの総量を増加させて長時間の運動に対応するための方法である[[グリコーゲンローディング法]]はこのことを利用している。((早稲田大学審査学位論文 博士(人間科学)概要書 古典的1週間グリコーゲンローディング処方はファットローディング効果を併せもつ 篠原暁子: http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I024802592-00)) [[肝臓]]の[[肝細胞]]において[[グルコース-6-リン酸]]から生成される[[UDP-グルコース]]が[[グリコーゲン合成酵素]]によって[[グリコーゲン]]となり、[[肝細胞]]に蓄えられる。[[肝臓]]のグリコーゲンを利用する際は逆に、分解によって[[グルコース-6-リン酸]]が生成され、それが[[グルコース]]に変換されて[[血液]]中に放出される。((グリコーゲン合成: http://www.sc.fukuoka-u.ac.jp/~bc1/Biochem/glycogen.htm))((信州大学 糖の貯蔵と糖新生: http://zen.shinshu-u.ac.jp/modules/0052002005/main/main.pdf)) [[筋肉]]([[骨格筋]])内のグリコーゲンは[[骨格筋]]内においてのみ利用される。[[筋肉]]中のグリコーゲンの利用は[[肝臓]]の場合とは異なり、[[グルコース-6-リン酸]]にまでは分解されるが、[[筋肉]]にはこれを[[グルコース]]にする[[酵素]]が存在しない。したがって、[[グルコース-6-リン酸]]が直接[[解糖系]]で処理される。((西東社 カラー図解 栄養学の基本がわかる事典 川島由起子(2013/4/4): https://amzn.to/2tzGwYt)) [[筋肉]]内のグリコーゲン濃度は均一ではなく、豊富に存在するのは[[筋小胞体]]の[[カルシウムチャネル]]付近であり、グリコーゲンの枯渇によりこの[[チャネル]]と[[横行小管]]の構造変化が[[カルシウムイオン]]を放出する[[チャネル]]数を減少させて[[筋疲労]]が起こるという報告がある。((Hokkaido University of Education Repository: 糖質サプリメント摂取が長時間の間欠的な高強度自転車運動の走行パフォーマンスに与える影響: http://s-ir.sap.hokkyodai.ac.jp/dspace/handle/123456789/2260)) グリコーゲンの元となる[[細胞]]内の[[糖]]は[[インスリン]]の働きによって取り込まれるため、グリコーゲンの合成には[[インスリン]]の働きが必要。((各論(6)物質代謝・異化と同化 膵島ホルモン(インスリン・グルカゴン) 糖尿病 メタボリックシンドローム Presented by 岡本、飛永、松本: http://www-sdc.med.nagasaki-u.ac.jp/genetech/genkenbunshi/pdf/H24.1.19.pdf))
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