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*コーヒー(coffee) [#uc074bd2] コーヒーノキの種子(コーヒー豆)を乾燥させて炒り、粉にして熱湯で浸出した黒色の飲料。 **コーヒーの健康効果 [#y5e2cac1] コーヒーは[[抗酸化作用]]のある[[カフェイン]]や[[ポリフェノール]]([[クロロゲン酸]]、[[カフェ酸]]、[[フェルラ酸]])が含まれており、[[がん]]予防効果が報告されている。 東北大学大学院医学系研究科の発表(2010年 The Journal of Nutrition発表)によれば、女性においてのみ、コーヒーによる[[血管]]系疾患の発症低下効果があることが確認されたとしている。((日本人女性における、コーヒー摂取と全死因死亡、心血管疾患死亡、がん死亡リスクとの関連について | 社会医学講座公衆衛生学分野: http://www.pbhealth.med.tohoku.ac.jp/node/275)) しかし、後の国立がん研究センターの報告(2015年5月7日)によると、約9万人を19年間追跡した結果、コーヒーを毎日(一日4杯まで)飲む人は男女ともに、[[心臓病]]や[[脳卒中]]などの死亡率が低い傾向があることが発表されている。 >すなわち、コーヒーを1日3~4杯飲む人の死亡リスクは、全く飲まない人に比べ24%低いことが分かりました。さらに、飲む量が増えるほど危険度が下がる傾向が、統計学的有意に認められました。研究開始から5年以内の死亡例を除いた場合や、男女別の場合も検討しましたが、コーヒーと死亡リスクとの間には同様の関連がみられました。((コーヒー摂取と全死亡・主要死因死亡との関連について | 現在までの成果 | 多目的コホート研究 | 国立研究開発法人 国立がん研究センター 社会と健康研究センター 予防研究グループ: http://epi.ncc.go.jp/jphc/outcome/3527.html)) 同センターはその後、コーヒーや[[緑茶]]が[[脳腫瘍]]を予防する効果があることも発表している。((コーヒー・緑茶摂取と脳腫瘍罹患との関連について | 現在までの成果 | 多目的コホート研究 | 国立研究開発法人 国立がん研究センター 社会と健康研究センター 予防研究グループ: http://epi.ncc.go.jp/jphc/outcome/3860.html)) コーヒーが[[がん]]の予防する理由は、[[糖]]の消費を促進して[[インスリン]]の[[分泌]]を抑制するためとされる。 >コーヒーは[[膵臓]]、[[大腸]]、[[子宮体がん]]など、[[糖尿病]]や[[肥満]]、[[運動]]不足がリスク要因となる[[がん]]を予防することが分かっています。コーヒーを飲むと、[[運動]]したのと同様に[[糖]]の消費が進みます。このため、体内で[[血糖値]]を下げる[[ホルモン]]の「[[インスリン]]」を[[分泌]]する必要がなくなります。一方、[[インスリン]]は[[糖尿病]]や[[運動]]不足が原因となる[[がん]]を増殖させる傾向がありますので、コーヒーは[[がん]]と[[糖尿病]]の双方の予防に役立つことになります。((中央公論新社 中川恵一 知れば怖くない 本当のがんの話 (2017/1/15))) また、コーヒーの摂取による[[アラニンアミノ基転移酵素]]の値の低下が確認されている。コーヒーの香りに関する実験では、コーヒーの香りは[[ストレス]]因子の抑制効果があることが確認された。焙煎したコーヒー豆には、[[痛風]]の原因となる[[キサンチンオキシダーゼ]]を阻害する効果も確認されている。((大阪市立大学 C 型慢性肝疾患患者で毎日のコーヒー摂取が肝機能改善に効果: https://www.osaka-cu.ac.jp/ja/news/pdfs/20131211press.pdf))((香りがストレスを抑制する?不眠ストレスに対するコーヒーアロマの癒し効果 | 生物学科 | 東邦大学: http://www.toho-u.ac.jp/sci/bio/column/019258.html))((大阪市立大学 大学院 生活科学研究科・生活科学部: http://www.life.osaka-cu.ac.jp/report/rep25.html)) [[トリゴネリン]]を大量に含み、焙煎の過程で一部が[[ニコチン酸]]に変化している。((トリゴネリンの生合成と代謝並びにその生理作用 田口寛: https://www.jstage.jst.go.jp/article/vso/62/10/62_KJ00001708480/_article/-char/ja/)) **コーヒーと頭痛 [#d6b81002] [[カフェイン]]を摂取することで[[脳]]の[[血管]]が収縮するため、[[頭痛]]が起きたり、逆に[[片頭痛]]などであれば痛みが和らいだりすることがある。((中村学園大学・中村学園大学短期大学部 筋緊張性頭痛: http://www.nakamura-u.ac.jp/~hoken/headache3-topics.html))
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*コーヒー(coffee) [#uc074bd2] コーヒーノキの種子(コーヒー豆)を乾燥させて炒り、粉にして熱湯で浸出した黒色の飲料。 **コーヒーの健康効果 [#y5e2cac1] コーヒーは[[抗酸化作用]]のある[[カフェイン]]や[[ポリフェノール]]([[クロロゲン酸]]、[[カフェ酸]]、[[フェルラ酸]])が含まれており、[[がん]]予防効果が報告されている。 東北大学大学院医学系研究科の発表(2010年 The Journal of Nutrition発表)によれば、女性においてのみ、コーヒーによる[[血管]]系疾患の発症低下効果があることが確認されたとしている。((日本人女性における、コーヒー摂取と全死因死亡、心血管疾患死亡、がん死亡リスクとの関連について | 社会医学講座公衆衛生学分野: http://www.pbhealth.med.tohoku.ac.jp/node/275)) しかし、後の国立がん研究センターの報告(2015年5月7日)によると、約9万人を19年間追跡した結果、コーヒーを毎日(一日4杯まで)飲む人は男女ともに、[[心臓病]]や[[脳卒中]]などの死亡率が低い傾向があることが発表されている。 >すなわち、コーヒーを1日3~4杯飲む人の死亡リスクは、全く飲まない人に比べ24%低いことが分かりました。さらに、飲む量が増えるほど危険度が下がる傾向が、統計学的有意に認められました。研究開始から5年以内の死亡例を除いた場合や、男女別の場合も検討しましたが、コーヒーと死亡リスクとの間には同様の関連がみられました。((コーヒー摂取と全死亡・主要死因死亡との関連について | 現在までの成果 | 多目的コホート研究 | 国立研究開発法人 国立がん研究センター 社会と健康研究センター 予防研究グループ: http://epi.ncc.go.jp/jphc/outcome/3527.html)) 同センターはその後、コーヒーや[[緑茶]]が[[脳腫瘍]]を予防する効果があることも発表している。((コーヒー・緑茶摂取と脳腫瘍罹患との関連について | 現在までの成果 | 多目的コホート研究 | 国立研究開発法人 国立がん研究センター 社会と健康研究センター 予防研究グループ: http://epi.ncc.go.jp/jphc/outcome/3860.html)) コーヒーが[[がん]]の予防する理由は、[[糖]]の消費を促進して[[インスリン]]の[[分泌]]を抑制するためとされる。 >コーヒーは[[膵臓]]、[[大腸]]、[[子宮体がん]]など、[[糖尿病]]や[[肥満]]、[[運動]]不足がリスク要因となる[[がん]]を予防することが分かっています。コーヒーを飲むと、[[運動]]したのと同様に[[糖]]の消費が進みます。このため、体内で[[血糖値]]を下げる[[ホルモン]]の「[[インスリン]]」を[[分泌]]する必要がなくなります。一方、[[インスリン]]は[[糖尿病]]や[[運動]]不足が原因となる[[がん]]を増殖させる傾向がありますので、コーヒーは[[がん]]と[[糖尿病]]の双方の予防に役立つことになります。((中央公論新社 中川恵一 知れば怖くない 本当のがんの話 (2017/1/15))) また、コーヒーの摂取による[[アラニンアミノ基転移酵素]]の値の低下が確認されている。コーヒーの香りに関する実験では、コーヒーの香りは[[ストレス]]因子の抑制効果があることが確認された。焙煎したコーヒー豆には、[[痛風]]の原因となる[[キサンチンオキシダーゼ]]を阻害する効果も確認されている。((大阪市立大学 C 型慢性肝疾患患者で毎日のコーヒー摂取が肝機能改善に効果: https://www.osaka-cu.ac.jp/ja/news/pdfs/20131211press.pdf))((香りがストレスを抑制する?不眠ストレスに対するコーヒーアロマの癒し効果 | 生物学科 | 東邦大学: http://www.toho-u.ac.jp/sci/bio/column/019258.html))((大阪市立大学 大学院 生活科学研究科・生活科学部: http://www.life.osaka-cu.ac.jp/report/rep25.html)) [[トリゴネリン]]を大量に含み、焙煎の過程で一部が[[ニコチン酸]]に変化している。((トリゴネリンの生合成と代謝並びにその生理作用 田口寛: https://www.jstage.jst.go.jp/article/vso/62/10/62_KJ00001708480/_article/-char/ja/)) **コーヒーと頭痛 [#d6b81002] [[カフェイン]]を摂取することで[[脳]]の[[血管]]が収縮するため、[[頭痛]]が起きたり、逆に[[片頭痛]]などであれば痛みが和らいだりすることがある。((中村学園大学・中村学園大学短期大学部 筋緊張性頭痛: http://www.nakamura-u.ac.jp/~hoken/headache3-topics.html))
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