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*シナプス(synapse) [#mb9d0d91] ある[[神経細胞]]の[[軸索]]と別の[[神経細胞]]との間にできる連結部分。主に[[樹状突起スパイン]]上に形成される。刺激によってその数は増減する。 情報を発する[[神経細胞]]([[シナプス前細胞]])の[[軸索]]の終端([[シナプス前終末]]、[[プレシナプス]])と、その終端から送られる[[神経伝達物質]]を受け取る他の[[神経細胞]]([[シナプス前細胞]])の一部([[シナプス後膜]]、[[ポストシナプス]])との繋ぎ[[目]]。((脳神経機能を制御する新しい蛋白質を発見 図1 シナプスの構造と機能: https://www.jst.go.jp/pr/info/info341/zu1.html)) [[シナプス前細胞]]と[[シナプス後細胞]]の間の20[[nm]]程度の隙間を[[シナプス間隙]]と呼ぶ。[[シナプス]]では[[活動電位]]による情報伝達ができないので、[[神経伝達物質]]を放出する。 >[[神経細胞]]同士の情報の伝達は、電気信号([[活動電位]])として[[軸索]]を通った後、 [[シナプス]]で[[化学]]信号([[神経伝達物質]])に置き換えられることで行われていく。この時、電気信号から[[化学]]信号に置き換えられる理由として、[[シナプス]]と[[ニューロン]]の間にわずかな隙間があることが挙げられる。(この隙間を[[シナプス間隙]]と呼ぶ)((玉川大学 学習・記憶システム研究室 興奮の伝達とシナプス後電位: http://www.tamagawa.ac.jp/teachers/aihara/dentatsu.html)) 1個の[[神経細胞]]が別の1個の[[神経細胞]]に複数の[[シナプス]]で結合すると、情報伝達効率が向上して強い[[記憶]]となる。((ブックマン社 藤野武彦 馬渡志郎 片渕俊彦 認知症はもう不治の病ではない! 脳内プラズマローゲンが神経細胞を申請する(2015/10/10))) [[シナプス]]における情報信号の伝達方法には以下の三種類が確認されている。((共同発表:脳は記憶を力で刻む~シナプスの力と圧感覚による新しい伝達様式の発見~: https://www.jst.go.jp/pr/announce/20211125/index.html)) -[[化学]]物質の放出により信号を伝える[[化学]]伝達 -電気信号による電気伝達 -[[スパイン]]増大と圧[[感覚]]を介した力学的伝達 **シナプスの分類 [#r39599ad] ***働きによる分類 [#f8ab02dd] -[[興奮性シナプス]] -[[抑制性シナプス]] ***場所による分類 [#ke1555ea] [[軸索]]の終端が、他の[[神経細胞]]のどの部分と[[シナプス]]を作るかによって、以下のように分類される。 -[[軸索]]‐[[樹状突起]][[シナプス]] -[[軸索]]‐[[細胞体]][[シナプス]] -[[軸索]]‐[[軸索]][[シナプス]] [[シナプス]]による[[神経細胞]]同士の結びつきが強くなることによって[[記憶]]となる。 >1973年に、ウサギの[[海馬]]の[[神経細胞]]に、繰り返して電気刺激を与えると、[[シナプス]]の信号伝達効率が向上して、その後は刺激を与えなくても、伝達効率が落ちなくなることが確認され、この現象を[[LTP]](Long-term potentiation)[[長期増強]]といい、これが現在の[[記憶]]のメカニズムとされています。((了徳寺大学 記憶力向上に対するストレスフリー療法による治療技術を開発【ストレスフリー療法研究会】: http://www.ryotokuji-u.ac.jp/stressfree/?p=374)) &tag(神経,シナプス,神経伝達物質,記憶);
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*シナプス(synapse) [#mb9d0d91] ある[[神経細胞]]の[[軸索]]と別の[[神経細胞]]との間にできる連結部分。主に[[樹状突起スパイン]]上に形成される。刺激によってその数は増減する。 情報を発する[[神経細胞]]([[シナプス前細胞]])の[[軸索]]の終端([[シナプス前終末]]、[[プレシナプス]])と、その終端から送られる[[神経伝達物質]]を受け取る他の[[神経細胞]]([[シナプス前細胞]])の一部([[シナプス後膜]]、[[ポストシナプス]])との繋ぎ[[目]]。((脳神経機能を制御する新しい蛋白質を発見 図1 シナプスの構造と機能: https://www.jst.go.jp/pr/info/info341/zu1.html)) [[シナプス前細胞]]と[[シナプス後細胞]]の間の20[[nm]]程度の隙間を[[シナプス間隙]]と呼ぶ。[[シナプス]]では[[活動電位]]による情報伝達ができないので、[[神経伝達物質]]を放出する。 >[[神経細胞]]同士の情報の伝達は、電気信号([[活動電位]])として[[軸索]]を通った後、 [[シナプス]]で[[化学]]信号([[神経伝達物質]])に置き換えられることで行われていく。この時、電気信号から[[化学]]信号に置き換えられる理由として、[[シナプス]]と[[ニューロン]]の間にわずかな隙間があることが挙げられる。(この隙間を[[シナプス間隙]]と呼ぶ)((玉川大学 学習・記憶システム研究室 興奮の伝達とシナプス後電位: http://www.tamagawa.ac.jp/teachers/aihara/dentatsu.html)) 1個の[[神経細胞]]が別の1個の[[神経細胞]]に複数の[[シナプス]]で結合すると、情報伝達効率が向上して強い[[記憶]]となる。((ブックマン社 藤野武彦 馬渡志郎 片渕俊彦 認知症はもう不治の病ではない! 脳内プラズマローゲンが神経細胞を申請する(2015/10/10))) [[シナプス]]における情報信号の伝達方法には以下の三種類が確認されている。((共同発表:脳は記憶を力で刻む~シナプスの力と圧感覚による新しい伝達様式の発見~: https://www.jst.go.jp/pr/announce/20211125/index.html)) -[[化学]]物質の放出により信号を伝える[[化学]]伝達 -電気信号による電気伝達 -[[スパイン]]増大と圧[[感覚]]を介した力学的伝達 **シナプスの分類 [#r39599ad] ***働きによる分類 [#f8ab02dd] -[[興奮性シナプス]] -[[抑制性シナプス]] ***場所による分類 [#ke1555ea] [[軸索]]の終端が、他の[[神経細胞]]のどの部分と[[シナプス]]を作るかによって、以下のように分類される。 -[[軸索]]‐[[樹状突起]][[シナプス]] -[[軸索]]‐[[細胞体]][[シナプス]] -[[軸索]]‐[[軸索]][[シナプス]] [[シナプス]]による[[神経細胞]]同士の結びつきが強くなることによって[[記憶]]となる。 >1973年に、ウサギの[[海馬]]の[[神経細胞]]に、繰り返して電気刺激を与えると、[[シナプス]]の信号伝達効率が向上して、その後は刺激を与えなくても、伝達効率が落ちなくなることが確認され、この現象を[[LTP]](Long-term potentiation)[[長期増強]]といい、これが現在の[[記憶]]のメカニズムとされています。((了徳寺大学 記憶力向上に対するストレスフリー療法による治療技術を開発【ストレスフリー療法研究会】: http://www.ryotokuji-u.ac.jp/stressfree/?p=374)) &tag(神経,シナプス,神経伝達物質,記憶);
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