健康用語WEB事典
用語追加
更新履歴
用語一覧
ランキング
ランダム
最近更新された用語
プベルリン酸
プベルル酸
ハイドロトロープ
レカネマブ
KMT2A再構成AML
直接経口抗凝固薬
リバーロキサバン
腹式呼吸
ガストリン放出ペプチド
削除されたページ
ケタミン
コメント/桿状核球
もっと見る…
新しい用語解説ページの作成や既にあるページの編集を行うことができます。
ページの書き方については以下のページを御覧ください。
基本的なページの書き方
さらに詳細な編集機能について
[[リンク]]
((注釈))
^{上付き}
_{下付き}
6
8
10
12
14
16
18
20
文字サイズ
画像挿入
リダイレクト
インクルード
*セサミン(sesamin) [#hf565860] [[ゴマリグナン]]のひとつ。ゴマに最も多く含まれる[[リグナン]]である。[[分子式]]は C_{20}H_{18}O_{6} #ref(sesamin.png,セサミンの化学構造); ゴマに含まれるセサミンは、[[ピノレジノール]]から[[ピペリトール]]を経てセサミンになったもの。含まれる量はゴマ1粒に1%未満である。((食品中リグナンの摂取と機能 リグナン研究の最新動向: http://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/2010753234.pdf))((秘密は、ゴマの健康成分「セサミン」 | セサミンEX 公式サイト - サントリーウエルネス: http://www.suntory-kenko.com/contents/brands/sesamin/about/sesamin.aspx)) 人体内では[[セサミンモノカテコール]]、[[セサミンジカテコール]]に変化する。 >[[セサミンモノカテコール]]と[[セサミンジカテコール]]は、セサミンより強い[[抗酸化活性]]を示す有用な素材であることが知られています。... [[生理活性物質]]とはヒトなどの[[生体]]に対して何らかの生理的な作用を及ぼす物質のことで、セサミンの場合は、[[抗酸化活性]]、[[エストロゲン]]([[女性ホルモン]])様活性、[[アルコール]][[代謝]]促進、[[コレステロール]][[代謝]]の抑制などが報告されています。ヒトがゴマを摂取するとセサミンは[[肝臓]]において[[P450酵素]]の一種によって[[セサミンモノカテコール]]、[[セサミンジカテコール]]へと変換されます。 ((ごまセサミン代謝研究の扉 ― 開けゴマ! ゴマ由来生理活性物質セサミンを分解する微生物とその代謝酵素の発見: https://www.tsukuba.ac.jp/wp-content/uploads/160728kobayashi.pdf)) アーモンドにも少量のセサミンが含まれる。 **セサミンの効果 [#h12ae6af] [[コレステロール]]の吸収を抑える効果がある。((Inhibition of cholesterol absorption and synthesis in rats by sesamin. - PubMed - NCBI: http://www.ncbi.nlm.nih.gov/m/pubmed/1856608/)) [[セサミン]]および[[セサミノール]]は[[アルコール]]摂取によって増える[[肝臓]]の[[過酸化脂質]]を抑える効果が確認されている。((アルコール性脂肪肝に及ぼすゴマリグナン物質の予防効果: http://ci.nii.ac.jp/naid/110003168813)) >セサミンについてはそれ自身の抗[[酸化]]性はないが、生体内で[[肝臓]]や[[血清]]での[[コレステロール]]吸収および合成阻害効果(Hirose et al.1991)や[[エタノール]]により上昇した血中の[[トランスアミナーゼ]]活性([[GOT]] や [[GPT]])を改善する効果(Akimoto etal.1993)、[[コレステロール]]の吸収や合成を阻害する効果(Hirata et al.1996)などに機能していることが報告された。((ゴマ種子中のセサミン・セサモリン含有量の変動要因解析と高含有品種の育成および脂質代謝における機能性評価: http://www.naro.affrc.go.jp/publicity_report/publication/files/9-2.pdf))
タイムスタンプを変更しない
存在するページ名にリンク
*セサミン(sesamin) [#hf565860] [[ゴマリグナン]]のひとつ。ゴマに最も多く含まれる[[リグナン]]である。[[分子式]]は C_{20}H_{18}O_{6} #ref(sesamin.png,セサミンの化学構造); ゴマに含まれるセサミンは、[[ピノレジノール]]から[[ピペリトール]]を経てセサミンになったもの。含まれる量はゴマ1粒に1%未満である。((食品中リグナンの摂取と機能 リグナン研究の最新動向: http://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/2010753234.pdf))((秘密は、ゴマの健康成分「セサミン」 | セサミンEX 公式サイト - サントリーウエルネス: http://www.suntory-kenko.com/contents/brands/sesamin/about/sesamin.aspx)) 人体内では[[セサミンモノカテコール]]、[[セサミンジカテコール]]に変化する。 >[[セサミンモノカテコール]]と[[セサミンジカテコール]]は、セサミンより強い[[抗酸化活性]]を示す有用な素材であることが知られています。... [[生理活性物質]]とはヒトなどの[[生体]]に対して何らかの生理的な作用を及ぼす物質のことで、セサミンの場合は、[[抗酸化活性]]、[[エストロゲン]]([[女性ホルモン]])様活性、[[アルコール]][[代謝]]促進、[[コレステロール]][[代謝]]の抑制などが報告されています。ヒトがゴマを摂取するとセサミンは[[肝臓]]において[[P450酵素]]の一種によって[[セサミンモノカテコール]]、[[セサミンジカテコール]]へと変換されます。 ((ごまセサミン代謝研究の扉 ― 開けゴマ! ゴマ由来生理活性物質セサミンを分解する微生物とその代謝酵素の発見: https://www.tsukuba.ac.jp/wp-content/uploads/160728kobayashi.pdf)) アーモンドにも少量のセサミンが含まれる。 **セサミンの効果 [#h12ae6af] [[コレステロール]]の吸収を抑える効果がある。((Inhibition of cholesterol absorption and synthesis in rats by sesamin. - PubMed - NCBI: http://www.ncbi.nlm.nih.gov/m/pubmed/1856608/)) [[セサミン]]および[[セサミノール]]は[[アルコール]]摂取によって増える[[肝臓]]の[[過酸化脂質]]を抑える効果が確認されている。((アルコール性脂肪肝に及ぼすゴマリグナン物質の予防効果: http://ci.nii.ac.jp/naid/110003168813)) >セサミンについてはそれ自身の抗[[酸化]]性はないが、生体内で[[肝臓]]や[[血清]]での[[コレステロール]]吸収および合成阻害効果(Hirose et al.1991)や[[エタノール]]により上昇した血中の[[トランスアミナーゼ]]活性([[GOT]] や [[GPT]])を改善する効果(Akimoto etal.1993)、[[コレステロール]]の吸収や合成を阻害する効果(Hirata et al.1996)などに機能していることが報告された。((ゴマ種子中のセサミン・セサモリン含有量の変動要因解析と高含有品種の育成および脂質代謝における機能性評価: http://www.naro.affrc.go.jp/publicity_report/publication/files/9-2.pdf))
この用語を編集
/
画像添付