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*セルロース(cellulose) [#f0316c58] 植物の[[細胞]]を囲む[[細胞壁]]の主成分である[[多糖類]]。[[セロビオース]]が多数繋がった[[β-グルカン]]。((筑波大学 生物学類 細胞壁: http://www.biol.tsukuba.ac.jp/~algae/BotanyWEB/cell-wall.html)) #ref(cellulose.png,セルロース(セロビオースのポリマー)の化学構造); 植物の[[細胞壁]]の約半分を占める成分であり、地球上で最大の[[バイオマス]]とされる。((セルロース分子を“繋ぎ換える”新規酵素「セルロースエンド型転移酵素(CET)」を発見!: http://www.tohoku.ac.jp/japanese/newimg/pressimg/tohokuuniv-press20170426_01web.pdf)) 人間は[[セルロース]]を分解できる[[酵素]]を持っていないので、セルロースを栄養源とすることができないが、[[不溶性食物繊維]]としての恩恵を受けることができる。((筑波大学 生物学類 植物の細胞: http://www.biol.tsukuba.ac.jp/~algae/BotanyWEB/cell.html)) >私たちの研究室では以前、[[食物繊維]]であるセルロースが、[[in vitro]] において発[[がん]]物質である Trp-P-1(3-Amino-1,4-dimethyl-5H-pyrido[4,3-b]indole)を吸着し、[[in vivo]] においてこの物質の[[腸管]]からの吸収を抑制することを観察した。((不溶性および水溶性食物繊維摂取による発がん性 複素環状アミン類の腸管における吸収抑制 博士前期課程(食物栄養科専攻)岩渕友香: http://www.yg.kobe-wu.ac.jp/wu//research/pdf/ronbun_syushi_h26.pdf)) 植物[[細胞]]中にはセルロース分子をつなぎ換える[[酵素]]である[[セルロースエンド型転移酵素]]が存在しており、セルロースは一旦作られた後も[[細胞壁]]の中でその構造を変えていると考えられている。 工業的にはセルロースナノファイバーから成る素材などとしての利用が考案されている。((セルロースナノファイバー - 京都大学生存圏研究所生物機能材料分野: http://www.rish.kyoto-u.ac.jp/labm/cnf)) >樹木をはじめとする植物[[細胞壁]]は、幅4-20nmのセルロースナノファイバー(セルロースミクロフィブリル)からできている。私たちは、このナノファイバーを植物から取り出し、新しい材料を開発している。さらに、それらの材料をエレクトロニクス産業分野などに結びつけるため、ナノファイバー材料の特性向上技術やプロセス技術を開発している。((セルロースナノファイバー材料研究分野 | 大阪大学 産業科学研究所: http://www.sanken.osaka-u.ac.jp/organization/srp/srp_02_03/))
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*セルロース(cellulose) [#f0316c58] 植物の[[細胞]]を囲む[[細胞壁]]の主成分である[[多糖類]]。[[セロビオース]]が多数繋がった[[β-グルカン]]。((筑波大学 生物学類 細胞壁: http://www.biol.tsukuba.ac.jp/~algae/BotanyWEB/cell-wall.html)) #ref(cellulose.png,セルロース(セロビオースのポリマー)の化学構造); 植物の[[細胞壁]]の約半分を占める成分であり、地球上で最大の[[バイオマス]]とされる。((セルロース分子を“繋ぎ換える”新規酵素「セルロースエンド型転移酵素(CET)」を発見!: http://www.tohoku.ac.jp/japanese/newimg/pressimg/tohokuuniv-press20170426_01web.pdf)) 人間は[[セルロース]]を分解できる[[酵素]]を持っていないので、セルロースを栄養源とすることができないが、[[不溶性食物繊維]]としての恩恵を受けることができる。((筑波大学 生物学類 植物の細胞: http://www.biol.tsukuba.ac.jp/~algae/BotanyWEB/cell.html)) >私たちの研究室では以前、[[食物繊維]]であるセルロースが、[[in vitro]] において発[[がん]]物質である Trp-P-1(3-Amino-1,4-dimethyl-5H-pyrido[4,3-b]indole)を吸着し、[[in vivo]] においてこの物質の[[腸管]]からの吸収を抑制することを観察した。((不溶性および水溶性食物繊維摂取による発がん性 複素環状アミン類の腸管における吸収抑制 博士前期課程(食物栄養科専攻)岩渕友香: http://www.yg.kobe-wu.ac.jp/wu//research/pdf/ronbun_syushi_h26.pdf)) 植物[[細胞]]中にはセルロース分子をつなぎ換える[[酵素]]である[[セルロースエンド型転移酵素]]が存在しており、セルロースは一旦作られた後も[[細胞壁]]の中でその構造を変えていると考えられている。 工業的にはセルロースナノファイバーから成る素材などとしての利用が考案されている。((セルロースナノファイバー - 京都大学生存圏研究所生物機能材料分野: http://www.rish.kyoto-u.ac.jp/labm/cnf)) >樹木をはじめとする植物[[細胞壁]]は、幅4-20nmのセルロースナノファイバー(セルロースミクロフィブリル)からできている。私たちは、このナノファイバーを植物から取り出し、新しい材料を開発している。さらに、それらの材料をエレクトロニクス産業分野などに結びつけるため、ナノファイバー材料の特性向上技術やプロセス技術を開発している。((セルロースナノファイバー材料研究分野 | 大阪大学 産業科学研究所: http://www.sanken.osaka-u.ac.jp/organization/srp/srp_02_03/))
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