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*セレン(selen, Se) [#nb6c4375] 人体に必須の[[ミネラル]]。食品中には[[セレノシステイン]]などのように[[アミノ酸]]と結合した形で含まれる。 体内には約13mgあり、ほとんどが[[タンパク質]]と結合して存在する。その形態によって吸収率が変化する([[セレノメチオニン]]は80〜90%、[[セレノシステイン]]は50〜70%)。[[セレン]]を含む[[タンパク質]]は25種類が知られている。[[グルタチオンペルオキシダーゼ]]に必須な[[補助因子]]。また[[ヨード]]チロニン脱[[ヨウ素]][[酵素]]の成分として[[甲状腺ホルモン]]の活性化に関わる。((西東社 カラー図解 栄養学の基本がわかる事典 川島由起子(2013/4/4): https://amzn.to/2tzGwYt)) 国内では土壌の[[セレン]]濃度が高いため、植物に十分な量が含まれており不[[足]]することは稀とされる。逆に、[[ミネラル]]の中では[[毒性]]が強く、[[過剰症]]に注意が必要。 **セレンの欠乏症 [#y29e7dec] [[セレン]]が不[[足]]した場合に現れる症状には以下のようなものがある。((セレン欠乏症の診療指針 2015: http://www.jscn.gr.jp/pdf/selen20150717.pdf)) |~症状が現れる部位|~現れる症状| |[[爪]]、[[皮膚]]|[[爪]]の白色化・変形、[[皮膚炎]]、[[脱毛]]、[[毛髪]]の変色| |[[心臓]]、脈|[[心筋症]]、[[虚血性心疾患]]、[[不整脈]]、[[頻脈]]| |[[筋肉]]|[[下肢]]の[[筋肉痛]]、[[筋力]]低下、歩行困難| **セレンの欠乏症・過剰症 [#d4626f3c] [[セレン]]には過剰摂取による[[過剰症]]の危険があるとされる。初期症状として[[爪]]の変形や[[脱毛]]。 >[[セレン]]は魚介類や海草類、[[穀類]]に比較的多く含まれる微量栄養素であり、人の健康の維持に必須なもので、不[[足]]すると[[心筋]]障害、発育不全や[[老化]]、[[消化器]]の病気など[[欠乏症]]が起きます。しかし、[[セレン]]を[[サプリメント]]などにより過剰摂取すると[[爪]]の変形や[[脱毛]]、[[胃腸]]障害、[[下痢]]、[[神経]]障害など[[過剰症]]が起きることが知られています。((大豆及び大豆イソフラボンに関するQ&A:農林水産省: http://www.maff.go.jp/j/syouan/nouan/kome/k_daizu_qa/#b5)) >[[セレン]]過剰で,[[嘔気]],[[嘔吐]],[[腹痛]],[[吐血]],[[急性腎不全]],[[胃炎]],洞[[頻脈]],[[尿細管]][[壊死]],[[高ビリルビン血症]],[[心電図]]異常が報告されており,「日本人の食事摂取[[基]]準2015年版」の[[セレン]]の耐容上限量以上を長期に投与することは危険である.((セレン欠乏症の診療指針 2015: http://www.jscn.gr.jp/pdf/selen20150717.pdf)) [[セレン]]の過剰摂取時には、解毒[[代謝]]の過程で生じる[[ジメチルセレニド]]が[[呼気]]中に、[[トリメチルセレノニウムイオン]]が[[尿]]中に排泄される。((摂南大学薬学部 亜セレン酸ナトリウムの経口曝露レベルとラット尿及び呼気中メチル化代謝物の関係: https://www.jstage.jst.go.jp/article/jhs1956/42/4/42_4_340/_article/-char/ja/)) &tag(ミネラル,金属,元素);
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*セレン(selen, Se) [#nb6c4375] 人体に必須の[[ミネラル]]。食品中には[[セレノシステイン]]などのように[[アミノ酸]]と結合した形で含まれる。 体内には約13mgあり、ほとんどが[[タンパク質]]と結合して存在する。その形態によって吸収率が変化する([[セレノメチオニン]]は80〜90%、[[セレノシステイン]]は50〜70%)。[[セレン]]を含む[[タンパク質]]は25種類が知られている。[[グルタチオンペルオキシダーゼ]]に必須な[[補助因子]]。また[[ヨード]]チロニン脱[[ヨウ素]][[酵素]]の成分として[[甲状腺ホルモン]]の活性化に関わる。((西東社 カラー図解 栄養学の基本がわかる事典 川島由起子(2013/4/4): https://amzn.to/2tzGwYt)) 国内では土壌の[[セレン]]濃度が高いため、植物に十分な量が含まれており不[[足]]することは稀とされる。逆に、[[ミネラル]]の中では[[毒性]]が強く、[[過剰症]]に注意が必要。 **セレンの欠乏症 [#y29e7dec] [[セレン]]が不[[足]]した場合に現れる症状には以下のようなものがある。((セレン欠乏症の診療指針 2015: http://www.jscn.gr.jp/pdf/selen20150717.pdf)) |~症状が現れる部位|~現れる症状| |[[爪]]、[[皮膚]]|[[爪]]の白色化・変形、[[皮膚炎]]、[[脱毛]]、[[毛髪]]の変色| |[[心臓]]、脈|[[心筋症]]、[[虚血性心疾患]]、[[不整脈]]、[[頻脈]]| |[[筋肉]]|[[下肢]]の[[筋肉痛]]、[[筋力]]低下、歩行困難| **セレンの欠乏症・過剰症 [#d4626f3c] [[セレン]]には過剰摂取による[[過剰症]]の危険があるとされる。初期症状として[[爪]]の変形や[[脱毛]]。 >[[セレン]]は魚介類や海草類、[[穀類]]に比較的多く含まれる微量栄養素であり、人の健康の維持に必須なもので、不[[足]]すると[[心筋]]障害、発育不全や[[老化]]、[[消化器]]の病気など[[欠乏症]]が起きます。しかし、[[セレン]]を[[サプリメント]]などにより過剰摂取すると[[爪]]の変形や[[脱毛]]、[[胃腸]]障害、[[下痢]]、[[神経]]障害など[[過剰症]]が起きることが知られています。((大豆及び大豆イソフラボンに関するQ&A:農林水産省: http://www.maff.go.jp/j/syouan/nouan/kome/k_daizu_qa/#b5)) >[[セレン]]過剰で,[[嘔気]],[[嘔吐]],[[腹痛]],[[吐血]],[[急性腎不全]],[[胃炎]],洞[[頻脈]],[[尿細管]][[壊死]],[[高ビリルビン血症]],[[心電図]]異常が報告されており,「日本人の食事摂取[[基]]準2015年版」の[[セレン]]の耐容上限量以上を長期に投与することは危険である.((セレン欠乏症の診療指針 2015: http://www.jscn.gr.jp/pdf/selen20150717.pdf)) [[セレン]]の過剰摂取時には、解毒[[代謝]]の過程で生じる[[ジメチルセレニド]]が[[呼気]]中に、[[トリメチルセレノニウムイオン]]が[[尿]]中に排泄される。((摂南大学薬学部 亜セレン酸ナトリウムの経口曝露レベルとラット尿及び呼気中メチル化代謝物の関係: https://www.jstage.jst.go.jp/article/jhs1956/42/4/42_4_340/_article/-char/ja/)) &tag(ミネラル,金属,元素);
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