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*ヒストン(histone) [#i8ae78d7] [[ヌクレオソーム]]を構成する[[タンパク質]]。[[コアヒストン]]によって構成される[[ヒストン八量体]]の周りに二本鎖の[[DNA]]が1.75回巻き付いた複合体が[[ヌクレオソーム]]。((特集 クロマチン構造 ヒストンH3のメチル化によるクロマチン構造の制御 中山潤一: http://www.nsc.nagoya-cu.ac.jp/~jnakayam/_src/sc740/pubj07.pdf)) >[[真核生物]]は,ヒストンという高度に保存された[[塩基性]]の[[蛋白質]]を利用して,[[DNA]]を[[ヌクレオソーム]]と呼ばれるユニットにまとめ,さらにこのユニットを高度に折り畳むことで,[[核]]という分画内に巧みに[[DNA]]を収納している.((ヒストン修飾酵素 中山潤一: http://www.nsc.nagoya-cu.ac.jp/~jnakayam/_src/sc744/pubj03.pdf)) 正の電荷を持ち、[[DNA]]が持つ負の電荷を打ち消して[[DNA]]を巻きつける。((秀和システム 生化学若い研究者の会 これだけ!生化学)) [[重症敗血症]]や[[臓器]]傷害の際には大量のヒストンが[[血液]]中に放出され、これが[[血小板]][[凝集]]の促進や[[血管内皮細胞]]の傷害による[[血管透過性]]の亢進などを引き起こし、[[多臓器不全]]の一因となる。((病原体の排除に関わるペントラキシン3の敗血症への効果を発見―細胞外ヒストンの血管傷害を抑制― | 東京大学: https://www.u-tokyo.ac.jp/focus/ja/press/p01_260917.html)) **ヒストンの種類 [#c87cc56d] [[DNA]]が直接巻き付くヒストンを[[コアヒストン]]([[ヒストンH1]]以外)、[[ヌクレオソーム]]間を結ぶ[[リンカーDNA]]に結合するヒストンを[[リンカーヒストン]]([[ヒストンH1]])と呼ぶ。((iPS細胞を高品質かつ高効率に作製することに成功 | お知らせ | 国立研究開発法人日本医療研究開発機構: http://www.amed.go.jp/news/release_20160527.html))((染色体とは - 東京薬科大学 生命科学部: http://pathos.ls.toyaku.ac.jp/biomed/%E3%82%AD%E3%83%BC%E3%83%AF%E3%83%BC%E3%83%89%E8%A7%A3%E8%AA%AC/%E6%9F%93%E8%89%B2%E4%BD%93%E3%81%A8%E3%81%AF/)) -[[リンカーヒストン]] --[[ヒストンH1]] -[[コアヒストン]] --[[ヒストンH2A]] --[[ヒストンH2B]] --[[ヒストンH3]] --[[ヒストンH4]] [[ヒストンH1]]以外は[[ヒストン八量体]]の構成要素となる。 >ヒストンには H1、H2A、H2、H3、H4 の5種類が存在し、構成する[[アミノ酸]]の約20%が[[リジン]]、[[アルギニン]]から成る[[塩基性]][[タンパク質]]である。((ヒストン | 生物分子科学科 | 東邦大学: http://www.toho-u.ac.jp/sci/biomol/glossary/bio/histone.html)) ヒストンが受ける[[化学修飾]]の種類([[メチル化]]や[[アセチル化]]、[[リン酸化]]など)と量によって[[DNA]]の折りたたみ構造が変化するため、[[遺伝子発現]]の調節([[エピジェネティック制御]])に関わる。((共同発表:植物に酢酸を与えると乾燥に強くなるメカニズムを発見~遺伝子組み換え植物に頼らない干ばつ被害軽減に期待~: http://www.jst.go.jp/pr/announce/20170627/index.html))
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*ヒストン(histone) [#i8ae78d7] [[ヌクレオソーム]]を構成する[[タンパク質]]。[[コアヒストン]]によって構成される[[ヒストン八量体]]の周りに二本鎖の[[DNA]]が1.75回巻き付いた複合体が[[ヌクレオソーム]]。((特集 クロマチン構造 ヒストンH3のメチル化によるクロマチン構造の制御 中山潤一: http://www.nsc.nagoya-cu.ac.jp/~jnakayam/_src/sc740/pubj07.pdf)) >[[真核生物]]は,ヒストンという高度に保存された[[塩基性]]の[[蛋白質]]を利用して,[[DNA]]を[[ヌクレオソーム]]と呼ばれるユニットにまとめ,さらにこのユニットを高度に折り畳むことで,[[核]]という分画内に巧みに[[DNA]]を収納している.((ヒストン修飾酵素 中山潤一: http://www.nsc.nagoya-cu.ac.jp/~jnakayam/_src/sc744/pubj03.pdf)) 正の電荷を持ち、[[DNA]]が持つ負の電荷を打ち消して[[DNA]]を巻きつける。((秀和システム 生化学若い研究者の会 これだけ!生化学)) [[重症敗血症]]や[[臓器]]傷害の際には大量のヒストンが[[血液]]中に放出され、これが[[血小板]][[凝集]]の促進や[[血管内皮細胞]]の傷害による[[血管透過性]]の亢進などを引き起こし、[[多臓器不全]]の一因となる。((病原体の排除に関わるペントラキシン3の敗血症への効果を発見―細胞外ヒストンの血管傷害を抑制― | 東京大学: https://www.u-tokyo.ac.jp/focus/ja/press/p01_260917.html)) **ヒストンの種類 [#c87cc56d] [[DNA]]が直接巻き付くヒストンを[[コアヒストン]]([[ヒストンH1]]以外)、[[ヌクレオソーム]]間を結ぶ[[リンカーDNA]]に結合するヒストンを[[リンカーヒストン]]([[ヒストンH1]])と呼ぶ。((iPS細胞を高品質かつ高効率に作製することに成功 | お知らせ | 国立研究開発法人日本医療研究開発機構: http://www.amed.go.jp/news/release_20160527.html))((染色体とは - 東京薬科大学 生命科学部: http://pathos.ls.toyaku.ac.jp/biomed/%E3%82%AD%E3%83%BC%E3%83%AF%E3%83%BC%E3%83%89%E8%A7%A3%E8%AA%AC/%E6%9F%93%E8%89%B2%E4%BD%93%E3%81%A8%E3%81%AF/)) -[[リンカーヒストン]] --[[ヒストンH1]] -[[コアヒストン]] --[[ヒストンH2A]] --[[ヒストンH2B]] --[[ヒストンH3]] --[[ヒストンH4]] [[ヒストンH1]]以外は[[ヒストン八量体]]の構成要素となる。 >ヒストンには H1、H2A、H2、H3、H4 の5種類が存在し、構成する[[アミノ酸]]の約20%が[[リジン]]、[[アルギニン]]から成る[[塩基性]][[タンパク質]]である。((ヒストン | 生物分子科学科 | 東邦大学: http://www.toho-u.ac.jp/sci/biomol/glossary/bio/histone.html)) ヒストンが受ける[[化学修飾]]の種類([[メチル化]]や[[アセチル化]]、[[リン酸化]]など)と量によって[[DNA]]の折りたたみ構造が変化するため、[[遺伝子発現]]の調節([[エピジェネティック制御]])に関わる。((共同発表:植物に酢酸を与えると乾燥に強くなるメカニズムを発見~遺伝子組み換え植物に頼らない干ばつ被害軽減に期待~: http://www.jst.go.jp/pr/announce/20170627/index.html))
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