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*ビタミンB1(vitamin B1) [#q9a63f64] [[ビタミンB]]のひとつ。最初に発見された[[ビタミン]]。[[化学]]的には[[チアミン]]と呼ばれる。[[分子式]]は C_{12}H_{17}N_{4}OS ((秀和システム 生化学若い研究者の会 これだけ!生化学)) #ref(thiamin.png,ビタミンB1(チアミン)の化学構造,240); 現在では[[化学]]的な合成によって生産されている。((3章 ビタミンの効用(II部 健康づくりとくすり): http://naosite.lb.nagasaki-u.ac.jp/dspace/bitstream/10069/6326/1/KJ00000715296.pdf)) 現代でも不足しやすい[[ビタミン]]と言われる。体内に貯めておくことが難しい[[水溶性ビタミン]]なので、定期的に摂取する必要がある。ただし、ニンニクに含まれる[[アリイン]]がビタミンB1と結合すると[[アリチアミン]]に変化し、[[水溶性]]から[[脂溶性]]となるため蓄積させることが可能とされる。((東京農業大学 知的好奇心へのアドベンチャー VOL.16 ビタミンに秘められた可能性: http://www.nodai.ac.jp/web_journal/adventure/vol16.html)) [[アルカリ性]]環境下で加熱すると壊れる。弱[[酸性]]で安定する。((かんき出版 安田和人 あなたに必要なビタミンを教えます(1995/3/22))) **ビタミンB1の食事摂取推奨量((日本人の食事摂取基準(2015年版)スライド集: http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000056112.html)) [#r8e0d6d0] |~年齢(歳)|>|~性別ごとの目安量(mg)| |~|~男性|~女性| |1〜2|0.5|0.5| |3〜5|0.7|0.7| |6〜7|0.8|0.8| |8〜9|1.0|0.9| |10〜11|1.2|1.1| |12〜14|1.4|1.3| |15〜17|1.5|1.2| |18〜29|1.4|1.1| |30〜49|1.4|1.1| |50〜69|1.3|1.0| |70〜|1.2|0.9| **ビタミンB1の欠乏症 [#f8c735a5] [[脳]]が[[グルコース]]をエネルギー源とするためにはビタミンB1が必要になるため、不足すると[[末梢神経]]に影響([[しびれ]]など)が現れる。 また、マウスによる実験の結果、ビタミンB1の不足によって[[脳]]の[[海馬]]が萎縮して[[記憶]]力の低下が起こり、その後も回復しないことが確認されている。 >ビタミンB1欠乏を経験したマウスは、[[海馬]]依存的な[[記憶]]能力に永続的な障害を示すことが明らかにされ、このビタミンB1欠乏マウスが示す症状は、ヒトの[[ウェルニッケ・コルサコフ症候群]]と類似していることを明らかにしました。… B1欠乏により、[[アルツハイマー病]]で観察されるような[[脳]]の[[変性]](萎縮)が起こっており、この[[海馬]]の[[変性]]がビタミンB1欠乏マウスの[[記憶]]能力障害の原因であったことになります。((学校法人東京農業大学戦略室 平成28年9月7日 ビタミンB1欠乏による記憶能力障害のメカニズムを発見 ビタミンB1欠乏により脳の海馬が障害を受けて記憶できなくなる: http://www.nodai.ac.jp/hojin/upload/af3d1ecc868e95cc983e4e68fef2efb2.pdf)) -[[多発性神経炎]]([[脚気]]) -[[ウェルニッケ脳症]]
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*ビタミンB1(vitamin B1) [#q9a63f64] [[ビタミンB]]のひとつ。最初に発見された[[ビタミン]]。[[化学]]的には[[チアミン]]と呼ばれる。[[分子式]]は C_{12}H_{17}N_{4}OS ((秀和システム 生化学若い研究者の会 これだけ!生化学)) #ref(thiamin.png,ビタミンB1(チアミン)の化学構造,240); 現在では[[化学]]的な合成によって生産されている。((3章 ビタミンの効用(II部 健康づくりとくすり): http://naosite.lb.nagasaki-u.ac.jp/dspace/bitstream/10069/6326/1/KJ00000715296.pdf)) 現代でも不足しやすい[[ビタミン]]と言われる。体内に貯めておくことが難しい[[水溶性ビタミン]]なので、定期的に摂取する必要がある。ただし、ニンニクに含まれる[[アリイン]]がビタミンB1と結合すると[[アリチアミン]]に変化し、[[水溶性]]から[[脂溶性]]となるため蓄積させることが可能とされる。((東京農業大学 知的好奇心へのアドベンチャー VOL.16 ビタミンに秘められた可能性: http://www.nodai.ac.jp/web_journal/adventure/vol16.html)) [[アルカリ性]]環境下で加熱すると壊れる。弱[[酸性]]で安定する。((かんき出版 安田和人 あなたに必要なビタミンを教えます(1995/3/22))) **ビタミンB1の食事摂取推奨量((日本人の食事摂取基準(2015年版)スライド集: http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000056112.html)) [#r8e0d6d0] |~年齢(歳)|>|~性別ごとの目安量(mg)| |~|~男性|~女性| |1〜2|0.5|0.5| |3〜5|0.7|0.7| |6〜7|0.8|0.8| |8〜9|1.0|0.9| |10〜11|1.2|1.1| |12〜14|1.4|1.3| |15〜17|1.5|1.2| |18〜29|1.4|1.1| |30〜49|1.4|1.1| |50〜69|1.3|1.0| |70〜|1.2|0.9| **ビタミンB1の欠乏症 [#f8c735a5] [[脳]]が[[グルコース]]をエネルギー源とするためにはビタミンB1が必要になるため、不足すると[[末梢神経]]に影響([[しびれ]]など)が現れる。 また、マウスによる実験の結果、ビタミンB1の不足によって[[脳]]の[[海馬]]が萎縮して[[記憶]]力の低下が起こり、その後も回復しないことが確認されている。 >ビタミンB1欠乏を経験したマウスは、[[海馬]]依存的な[[記憶]]能力に永続的な障害を示すことが明らかにされ、このビタミンB1欠乏マウスが示す症状は、ヒトの[[ウェルニッケ・コルサコフ症候群]]と類似していることを明らかにしました。… B1欠乏により、[[アルツハイマー病]]で観察されるような[[脳]]の[[変性]](萎縮)が起こっており、この[[海馬]]の[[変性]]がビタミンB1欠乏マウスの[[記憶]]能力障害の原因であったことになります。((学校法人東京農業大学戦略室 平成28年9月7日 ビタミンB1欠乏による記憶能力障害のメカニズムを発見 ビタミンB1欠乏により脳の海馬が障害を受けて記憶できなくなる: http://www.nodai.ac.jp/hojin/upload/af3d1ecc868e95cc983e4e68fef2efb2.pdf)) -[[多発性神経炎]]([[脚気]]) -[[ウェルニッケ脳症]]
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