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*ビリルビン(bilirubin) [#i521e669] [[胆汁]]に含まれる黄色い色素。[[前駆体]]は[[ビリベルジン]]。 #ref(bilirubin.png,ビリルビンの化学構造); ビリルビンは[[直接ビリルビン]]([[抱合ビリルビン]]、[[D-BIL]])と[[間接ビリルビン]]([[非抱合ビリルビン]])に分けられ、この2つを合わせたものを[[総ビリルビン]]([[T-BIL]])と呼ぶ。 [[血漿]]にも含まれ、[[血液検査]]の項目のひとつ。基準値は 0.2〜1.0[[mg/dL]]。通常のビリルビンの量は[[血液]]1dL当たり1mg以下であるが、3mgを超えると[[黄疸]]となる。((日本臨床検査専門医会 松尾収二 ビリルビンって何? 調べると何が分かるの?: http://www.jaclap.org/labo/labo-305-6.html)) >ビリルビンは[[血液]]中の[[タンパク質]]である[[アルブミン]]と結合して[[肝臓]]に輸送されます。[[肝臓]]で[[ビリルビン]]は[[グルクロン酸]]と抱合した後、[[胆汁]]の成分として捨てられます。((ヘモグロビン | 生物学科 | 東邦大学: http://www.toho-u.ac.jp/sci/bio/column/023713.html)) [[尿]]や[[便]]の色はこのビリルビンの色であるが、[[胆管]]が塞がると[[尿]]は[[血液]]中の[[ビリルビン]]の増加によって濃い紅茶色となり、[[便]]は[[直接ビリルビン]]が[[腸管]]に排泄されないため灰白色となる。((金沢医科大学 川原弘 ビリルビン代謝: http://www.kanazawa-med.ac.jp/~hiromu/new_page_16.htm))((大腸のふしぎ: http://mhm.m.u-tokyo.ac.jp/pdf/MHM_Catalog09.pdf))((名古屋大学大学院 腫瘍外科学 - 患者様への診療案内 - 専門としている病気の種類 - 胆道外科: https://www.med.nagoya-u.ac.jp/tumor/patient/tando.html)) **ビリルビンの作用 [#e0765e70] [[抗酸化作用]]を持つ。[[新生児]]は多くのビリルビンを持っており、環境の変化に対応するために、その[[抗酸化作用]]が必要とされる。((柴原茂樹研究室 東北大学大学院医学系研究科細胞生物学講座分子生物学分野 研究テーマ: http://www.mbap.med.tohoku.ac.jp/ShibaharaResearchJ.html)) 一方で、過剰に蓄積すると[[核黄疸]]([[ビリルビン脳症]])などの原因となる。また、[[肝臓]]の機能が低下してビリルビンが[[血液]]中に溜まると[[皮膚]]や[[目]]が黄色くなる[[黄疸]]が起こる。 ビリルビンは光エネルギーによって[[立体異性体]]([[フォトビリルビン]])に変換される。((KAKEN — 研究課題をさがす | 高ビリルビン血症に対する光療法の研究 (KAKENHI-PROJECT-05671033): https://kaken.nii.ac.jp/ja/grant/KAKENHI-PROJECT-05671033/))
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*ビリルビン(bilirubin) [#i521e669] [[胆汁]]に含まれる黄色い色素。[[前駆体]]は[[ビリベルジン]]。 #ref(bilirubin.png,ビリルビンの化学構造); ビリルビンは[[直接ビリルビン]]([[抱合ビリルビン]]、[[D-BIL]])と[[間接ビリルビン]]([[非抱合ビリルビン]])に分けられ、この2つを合わせたものを[[総ビリルビン]]([[T-BIL]])と呼ぶ。 [[血漿]]にも含まれ、[[血液検査]]の項目のひとつ。基準値は 0.2〜1.0[[mg/dL]]。通常のビリルビンの量は[[血液]]1dL当たり1mg以下であるが、3mgを超えると[[黄疸]]となる。((日本臨床検査専門医会 松尾収二 ビリルビンって何? 調べると何が分かるの?: http://www.jaclap.org/labo/labo-305-6.html)) >ビリルビンは[[血液]]中の[[タンパク質]]である[[アルブミン]]と結合して[[肝臓]]に輸送されます。[[肝臓]]で[[ビリルビン]]は[[グルクロン酸]]と抱合した後、[[胆汁]]の成分として捨てられます。((ヘモグロビン | 生物学科 | 東邦大学: http://www.toho-u.ac.jp/sci/bio/column/023713.html)) [[尿]]や[[便]]の色はこのビリルビンの色であるが、[[胆管]]が塞がると[[尿]]は[[血液]]中の[[ビリルビン]]の増加によって濃い紅茶色となり、[[便]]は[[直接ビリルビン]]が[[腸管]]に排泄されないため灰白色となる。((金沢医科大学 川原弘 ビリルビン代謝: http://www.kanazawa-med.ac.jp/~hiromu/new_page_16.htm))((大腸のふしぎ: http://mhm.m.u-tokyo.ac.jp/pdf/MHM_Catalog09.pdf))((名古屋大学大学院 腫瘍外科学 - 患者様への診療案内 - 専門としている病気の種類 - 胆道外科: https://www.med.nagoya-u.ac.jp/tumor/patient/tando.html)) **ビリルビンの作用 [#e0765e70] [[抗酸化作用]]を持つ。[[新生児]]は多くのビリルビンを持っており、環境の変化に対応するために、その[[抗酸化作用]]が必要とされる。((柴原茂樹研究室 東北大学大学院医学系研究科細胞生物学講座分子生物学分野 研究テーマ: http://www.mbap.med.tohoku.ac.jp/ShibaharaResearchJ.html)) 一方で、過剰に蓄積すると[[核黄疸]]([[ビリルビン脳症]])などの原因となる。また、[[肝臓]]の機能が低下してビリルビンが[[血液]]中に溜まると[[皮膚]]や[[目]]が黄色くなる[[黄疸]]が起こる。 ビリルビンは光エネルギーによって[[立体異性体]]([[フォトビリルビン]])に変換される。((KAKEN — 研究課題をさがす | 高ビリルビン血症に対する光療法の研究 (KAKENHI-PROJECT-05671033): https://kaken.nii.ac.jp/ja/grant/KAKENHI-PROJECT-05671033/))
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